人材価値の極大化に、ポータブルスキルの
習得は欠かせない。

総合人材開発企業 B社

日本、ならびにグローバルなニーズの産業的解決者として「挑戦と創造」を続けるM社。 そのM社グループ企業数百社の従業員約4万人の「人材価値」を高め、 創造力とバランス感覚溢れる人材育成を行っているのがB社です。

今回は、基幹業務を担う担当職社員をサポートし、円滑で効率的な業務を推進している業務職社員に対して、 ビジネススキル・ポータブルスキル研修を導入した背景を代表取締役社長であるM氏に伺いました。

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人材に対する考え方とは?

採用・研修に大きな力を注いでおり、積極的に人材に対する投資を行っております。 特に人材育成は、様々な専門知識を学べる物産アカデミーを始めとして、 テクニカルスキルからヒューマンスキルまで各職制、職種に合ったプログラムを多数用意しており、 そこには大きな力を注いでいます。

御社の役割は?

採用セミナーや研修対象者数の増加、プログラム内容の高度化など質、量ともに増えつつある M社グループの人材開発を支援する目的で弊社が設立されました。

そのミッションは、優秀な人材の採用や教育研修を通してM社グループ企業の人材価値を極大化することです。

採用や教育研修に関するノウハウやネットワークを蓄積し、グループを縦断する包括的な人事育成プランの策定と、 長期的な視野に立って人材価値を高め続ける研修の実施を行っています。

現在、人材価値の極大化のために注力している社員層は?

M社の職制は、基幹業務を担う職群である「担当職」と その業務をサポートする職群である「業務職」の2つに分かれております。 現在M社では、担当職社員だけではなく業務職社員の育成にも大きな力を注いでいます。

従来から業務職社員を対象にしたプログラムは用意してあったのですが、 業務職という役割の中でもよりプロフェッショナルとして頼られる人材になりたいと 考えている方が多かったためです。

そこで実務経験が豊富で、高い潜在能力を持つ業務職社員を対象に、 業務の「ビジネススキル・ポータブルスキル」をテーマにしたプログラムの充実を図ることにしました。

なぜ業務職社員のスキルアップが必要になったのですか?

業務職社員に、新たな役割を担ってもらう必要が出てきたためです。 1999年度以降、業務職社員の新卒採用を停止したため、 当時約2000名いた業務職社員が現在では半数ほどになっています。

一方でITシステムの導入やオペレーションのアウトソース化、契約社員や派遣社員、 アウトソーシング会社からの出向社員の受け入れにより、業務の効率化を図ってきました。

その結果、業務職社員には通常業務に加え、そのような様々な立場・役割の人達を 指導・教育するという新たな役割が生まれてきたのです。

指導・教育をするためには、仕事内容の本質を理解し、 業務フローを見渡しながら的確な指示を出す能力が求められます。 そのため、そのような業務全体を俯瞰できるような 業務職社員を育てるためのビジネススキル・ポータブルスキル研修の導入が必要となったのです。

ビジネススキル・ポータブルスキル研修の導入にリンクアンドモチベーションを選んだ理由は?

弊社では、以前から他社による研修を導入していましたが、 その内容や講師の質、訴求するメッセージに納得感が薄い場合もあり、 受講者の評価も決して高いとは言えませんでした。

そこで様々なプログラムを模索していた時に出会ったのが、リンクアンドモチベーションだったのです。 2004年1月に初めてロジカルシンキング研修を実施しましたが、 受講者の研修中の反応や受講後の感想が非常に良いという結果が得られました。

その理由はエデュテインメントという体感型の研修スタイルにあると感じています。 座学で答えを教えてもらうのではなく、様々なケースワークをグループで議論しながら実施し、 その中で自ら課題を発見し答えを導き出すため、非常に納得感が高いのです。

また、エンターテインメントの要素をふんだんに盛り込んだ内容となっているため、 受講者が自然とプログラムにのめり込んでいくという点も大きな特長です。 この“楽しみながら学ぶ”研修スタイルが受講者の理解度や習熟度を高める成果として現れていました。

そのため、さらにセルフコントロール研修と コミュニケーション能力開発(洞察力)研修を付け加え、 3つのプログラムをスキルアップ研修として導入することに決めたのです。

ビジネススキル・ポータブルスキル研修は具体的にどのようなプログラムでしたか?

職務に関する専門的な知識を活かし、自分自身の業務をこなしながら 他の社員のマネジメントをするためにはポータブルスキルの習得が必要不可欠です。 ポータブルスキルとは、業界や職種の枠を超えて通用する普遍的な三つの能力のことを指しています。

一つ目が人に対するコミュニケーション能力である「対人力」、 二つ目が行動や考え方をセルフコントールする能力である「対自分力」、 そして三つ目が課題や仕事への処理対応能力である「対課題力」です。

先に導入していたロジカルシンキング研修を「対課題力」スキルの開発とし、 「対人力」スキル開発にはコミュニケーション能力開発(洞察力)研修を、 そして「対自分力」スキル開発にはセルフコントロール研修を導入しています。 この三つのプログラムを合わせて ポータブルスキルを総合的に開発するためのビジネススキル・ポータブルスキル研修として実施しているのです。

各プログラムはどのような内容でしたか?

どのプログラムも体感型の研修スタイルで、 グループワークによって参加者自らの“気付き”を促し、理解へと落とし込むという方法は共通しています。 その研修の流れの中には、各プログラムの鍵となる思考フレームや考え方のポイントがあり、 非常に分かり易い内容であると感じています。

例えば、Galileoにある「変えられるものと変えられないもの」。 この思考方法を身につけたお陰で、ストレスに感じる事象に対しても単に我慢をするのではなく、 積極的に自分自身で変えられる部分に働きかけることでアクティブに 自分自身のモチベーションをコントロールできるようになったようです。

その他、ロジカルシンキング研修では思考技術であるマトリクスやラベリングなどの「思考の七つ道具」、 コミュニケーション能力開発(洞察力)研修では共感を得るために必要な「他者の意見を整理する観点」や「5つの表現方法」などを習得しました。

このような様々なスキルを、自然な流れの中で体系的に学べたことが、 受講者の深い理解につながっていると感じています。

受講者の感想は?

研修で学んだことの納得感が高く、職場で実践することで さらにモチベーションが高くなったという声を多くの人から聞いています。 その証拠に、受講者が研修受講前に比べて非常に前向きになりやる気を持って仕事をしていると、 職場から報告も受けております。

実際に受講者が未受講者にビジネススキル・ポータブルスキル研修への参加を奨めており、 募集をかけるとあっという間に参加枠が埋まってしまいます。 この事実からも、研修に対する満足度の高さが伺えます。

評価が高い理由は、プログラム内容が非常によく練られているため、どの研修でも常に高水準に保たれているからでしょう。 世にある研修の多くは、その研修の講師の影響がパフォーマンスの7割を占めるために、 場合によっては同じプログラムであってもパフォーマンスが大きく変わる場合があります。

しかし、リンクアンドモチベーションの研修はプログラムの影響が7割を占めていると感じています。 この点は他の研修との大きな違いです。

そのため、常に参加者が満足できるクオリティを保てているのでしょう。 もちろん講師も重要ですが、プログラムでクオリティが保たれているのは大きな特長と言えるでしょう。

今後のビジネススキル・ポータブルスキル研修の展開は?

人材価値を極大化するためにも、今後もビジネススキル・ポータブルスキル研修を実施していきます。

また来年度以降は、キャリアデザイン研修という 自己の特性や強み・弱み、求められる役割を把握し、 自立的に将来のビジョンを描き行動できるようになるための研修プログラムについても 組み込んでいくことを検討しております。 今後も、業務職社員に対する育成は益々充実していくでしょう。

現在、業務職社員の研修に対する参加意欲や研修後の仕事に対する取り組み姿勢は非常に高いと感じています。

私は、人材育成に本当に重要なのは「自己啓発」の意識だと考えています。 自ら積極的に学ぼうとする意識を持つことは、スキルを身につける以上に重要なことだと感じているためです。

今後も、このように積極的な意識を持った人材を増やしていくため、 費用・時間という資源を大いに投入していこうと考えています。 基幹業務を支える業務職社員が活躍することでM社グループ全体がより発展すると確信しております。

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は取材当時のものです。
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