論理的な思考技術は、顧客満足を高め、
部下のマネジメントにも効果的である。

卸売業 P社

美容、健康および日常生活に関わる商品群をメインに、消費者と取引先に価値提供を行う新しい中間流通業を目指すP社。

「ロジスティクス&ストアソリューション」を事業定義に掲げ、お取引先の抱える課題を解決するための ソリューションビジネスを推進する同社のリーダークラスにロジカルシンキング研修を導入した背景を、人事部のO氏に伺いました。

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ロジカルシンキング研修を導入した理由は?

研修を導入した背景には、我々のビジネスを取り巻く2つの変化がありました。

まず1つ目に、消費者ニーズの多様化に合わせて、当社のお取引先である小売業様のニーズも大きく変化してきたことです。

従来求められてきた、迅速且つ低コストでの商品提供はもちろん、売場の提案や、 店舗運営の生産性向上を図る包括的なソリューション提供までサービスの幅が広がってきています。

そこで当社は一昨年、製品提供業から価値提供業へのシフトを開始しました。 この変革を推進するには、まずその担い手である社員の思考や行動から変革する必要がありました。

例えば営業担当者は、商品の販促や売場提案だけでなく、 店舗運営における“利益が生まれる仕組み”自体を提案しなくてはなりません。
つまり、お客様が抱えている課題を、様々な情報の収集・分析により解決するコンサルティング的な側面が強くなったといえます。

2つ目に、ホールディングスの誕生があります。

化粧品・日用品卸と医薬品卸という、異なる企業カルチャーにいた社員同士が過去の商慣行や経験則から脱却して、 お互いのシナジー効果を出すためにも、社内共通の思考技術を定着させる必要がありました。

この2つの変化に対応するために、情報を論理的に整理・分析する思考技術をツールとして習得できるアインシュタイン研修の導入を決めました。

ロジカルシンキング研修に期待したことは?

研修の目的は、情報の把握・分析・伝達技術を学ぶこと、つまり合理的な意思決定とコミュニケーション技術の習得ですが、 最終的な目標は、経営ビジョンとして提示した企業文化の醸成や新たな行動スタイルを身に付け、 それを推進するために、まず自分が学ぶべきことに“気づいて”もらうことでした。

さらに、この研修を「きっかけ」に、受講者自身の成長はもちろん、リーダー職である彼らの部下育成にも応用でき、 学んだ思考技術を日々の生活や業務、そしてマネジメントの中で活用できるよう体系的に習得することも期待しました。

期待した内容が研修にありましたか?

一般的な研修が論理的な思考の重要性を説くだけで終わるのに対し、ロジカルシンキング研修は、 ロジカルシンキングの概念が「思考の7つ道具」としてツール化されており、とても分かり易く、 様々なビジネスシーンで活用できるため、「成長を促す思考技術の定着」の実現が可能であると思いました。

加えて、その汎用性の高さから、マネジメントにおけるコミュニケーションでも活用でき、 部下育成にも使える観点がふんだんに盛り込まれていたことも期待以上でした。

また、受講者が主体的に取り組み、集中力を持続できるよう グループワークを多用した“体感型プログラム”だったことも良かったですね。

受講者の感想は?

全体的に「情報を整理・分析するツール(思考の7つ道具)を、自分の思考技術として修めるまで 徹底的に模擬実践できたことが良かった」と感想を受けました。

ツールである、分類やラベリング、マトリクス、そしてMUST/WANTの選択基準などを体系的に学び、 それをグループワークのケーススタディで活用することで、「実務に使えるくらい習得できている」 「応用ができるほど深く理解していない」と自身の理解度を認識し、納得できるまで取り組めたことが良かったようです。

特に、当社の事業内容や方向性を踏まえた解説、「例えば御社の○○の場面では…」と、 受講者が実際の仕事でイメージできるよう工夫されていたことも、理解を促進したようです。

研修後、受講者に変化はありましたか?

研修目的がどの程度達成されたのか、研修後にレポートや受講者上司へのヒヤリングを行い、 その効果を定性・定量的に測定しました。

3ヶ月後の結果では、受講者の6割が行動面で、3割が意欲面で変化したと客観的に認められ、 合わせて9割の受講者に効果があったと判断されました。

具体的には「店舗の売上規模や特性で分けることで、必要となる商品かどうかの判断をスピーディーに行えるようになった」 「商談の論点を明確化し、論理的な仮説を展開したことで、お客様の信頼を勝ち得た」という報告を受け、 的確に顧客ニーズをつかみ、顧客満足度の高い提案ができていることが分かりました。

また、マネジメントに関しても「優先順位、MUST/WANTを明確にして人材の配置転換を行ったり、 皆が同じ意識で行動できるように情報の共有化を図った」など、習得したノウハウが効果的に機能していることが分かりました。

論理的な思考技術の共有が、当社の事業シフトを加速させると確信しております。

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は取材当時のものです。
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