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オンラインインターンシップとは?成功の秘訣を解説


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目次[非表示]

  1. 1.ポストコロナの時代に求められるインターンシップとは
  2. 2.インターンシップの実施形式、重要度が変化したことによる問題
  3. 3.オンラインインターンシップ成功のポイント
  4. 4.オンラインインターンシップの事例
  5. 5.記事まとめ

ポストコロナの時代に求められるインターンシップとは

コロナウィルスの感染拡大に伴い、21採用の選考期から各施策に置ける急速なオンライン化が進んでいます。

22採用の夏季インターンシップは多くの企業がオンラインでのインターンシップ実施へと切り替えました。ポストコロナの時代においては、どのようなインターンシップ形式が求められるでしょうか。

インターンシップを取り巻く環境の変化① 実施形式の変化

22採用の夏季インターンシップから急速なオンライン化が進み、60%以上の会社がオンラインを活用したインターンシップを実施しています。


「2022 年卒向け 企業のインターンシップ実施動向」

今後数年はリアルでの密な接触を避けることが求められるため、実施形式としてはオンラインをベースに考えられることになると予想されます。

一方で、2020年4月の緊急事態宣言当時ほどの猛威ではなくなることから、十分な対策をした上でリアルでの実施を行う企業も増えてくると思います。

どちらにて実施するのかは、インターンシップ実施の目的によって変わります。

オンライン実施の際の目的は母集団形成であり、大人数の学生にある程度の動機づけを実施することが目的となります。一方リアル実施の際の目的は動機形成であり、小数の学生に深く動機づけを実施することが目的となります。

そのためどちらの形式が主流になるかではなく、フェーズや目的によって形式を柔軟に使い分けることができるかどうかが重要になります。

インターンシップを取り巻く環境の変化② 重要度の変化

厚生労働省が7月に発表した有効求人倍率が1.08倍を記録するなど、ここ数年売り手市場と言われていた採用市場が一転して、買い手市場となった。

弊社で実施したインタビューによると、学生は景気不安や就活への不安により、2倍近い会社に対してエントリーを行っていることが判明しています。

学生の受験する企業数が増えるため、企業はインターンシップなどの学生との初期接点となるイベントにおいて、採用競合と差別化し、学生の第一志望群に入っていることが重要になります。

これはリーマンショックによって買い手市場となった際の動きと同様の流れですが、インターンシップ期で第一志望群に入れない限り、学生からは「すべり止め」として選考されることになってしまいます。

そのためインターンシップを通じて、採用競合に対して自社を差別化・同質化し、自社が魅力的に映るコンテンツを広く実施することが重要になります。

インターンシップの実施形式、重要度が変化したことによる問題

インターンシップの重要度が高まっている中で、22採用の夏季インターンシップにおいては実施目的を正しく設定できていないために、学生にとって望ましくないコンテンツを行ってしまっているケースが多数見受けられました。

例えば、昨年リアル形式でやっていたコンテンツをとりあえずでオンライン化したり、ワークなしで2~3時間を自社のレクチャーだけで実施したりというパターンがあったと学生からのインタビューでは出てきており、それぞれ不評のコメントをもらっています。

「大人数の学生にある程度の動機づけを実施することが目的」と上記にて記載しましたが、オンライン化のメリットとデメリットを比較することで、オンライン化すべきかどうかの判断材料を提供できればと思います。

オンラインインターンシップのメリット

・コンテンツ実施の柔軟性

参加者が常にネットワークに繋がっている状態であるため、インターネットを通じたオープン情報を活用するワーク、動画などを活用したワーク。スプレッドシートなどを活用したワークなど、これまでのリアル実施では難しい形式で実施することができる。

・運営コストの低さ

会場手配などの運営準備面、交通手配などの学生の参加するための準備などが大幅に削減することができるようになるため、大規模に高頻度でも実施ができる。

・空間的制約の弱さ

インターネット環境が整っていれば所在に関わらず参加可能であるため、参加学生はもちろん協力社員も国内の調整しやすい社員に限らず依頼をしやすい。

オンラインインターンシップのデメリット

・実施可能なコンテンツに制約が存在

ワーク内容に特殊ツール(ブロックやドミノなど)を使用することができない。

また、ブレイクアウトルームをさらに細分化した小グループを立ち上げることができないため、グループ内で役割分担を強いるワークは、発話以外に制限される。

またオンラインでのイベントは、同時に発言することができないため、全員で議論に参加することでワークを進めることができるコンテンツに関しては、進め方のサポートをする必要がある。

・通信トラブルのリスクが存在

各人のネットワーク環境や、ITリテラシーにばらつきがあり、参加者に不平等感を与える可能性がある。また、スクリーンショットや録画機能による情報流出リスクへの対策が重要になる。

オンラインインターンシップ成功のポイント

オンラインのインターンシップの具体的な設計を検討するにあたって重要なポイントは、「企業目線での機能提供」ではなく「応募者目線での体験構築」が重要であると考えています。

先ほどオンライン化にあたってのメリット・デメリットを記載させていただきましたが、メリットの方が大きいためオンライン化するというのは「企業都合」でのオンライン化であり、望ましく無いと考えています。

あくまでインターンシップを通じて実現したいことは、学生にインターンシップという体験を通じて動機形成をすることです。「オンライン化した際にも、自社の魅力は伝わるものになっているのか」ということの検証を行うことが重要です。


オンライン化にあたって、「応募者目線」でコンテンツを設計するための観点は以下の通りです。

情報量、難易度の調整

オンライン上でのインターンシップは、これまでのリアルのインターンシップとは異なり、テーブルに情報を広げて、複線的に検討をするということができません。

そのため情報量と難易度を調整し、「わからない」「できない」という状態にならないようにワークを調整することが必要になります。

シームレスな運営設計

オンライン上でのインターンシップは、これまでのリアルのインターンシップとは異なり、周囲の動きが見えないため、進め方が分からなった途端に置いていかれてしまいます。

そのため資料の使い方や進め方などで迷うことなく進められるように調整し、「使いにくい」「つまらない」という状態にならないようにワークを調整する必要があります。


とはいえこれらの形式に関しては、最低限の対応事項になります。学生に対して動機付けを行うためには、常に自社のポジショニング・メッセージを明確にした上でのインターンシップが設計されていることが最も重要です。

下記ページにて、インターンシップそもそもインターンシップ設計のあるべき姿について記載をしておりますので、ご参考いただければと存じます。
/recruitment/c/tools/internship

オンラインインターンシップの事例

オンラインインターンシップを企画する際の参考となるように、 具体的に応募者目線でのインターンシップ設計を行った事例についてご説明させていただきます。

大手不動産

・オンライン化の背景

不動産業界を元々志望している学生からの人気が非常に高いものの、外資系企業やメガベンチャーに行く学生に対しての動機付けができておらず、会社の方針として人材多様性を実現するためにも、 これまで採用できていなかった新たな学生を採用するという方針が決定。

一方で、コロナウィルス感染拡大が始まり、オンラインイベントが余儀なくされたが、 「オンラインだからこそ」の参加価値を提供することで、学生に動機付けをできる方法を検討。

結果として、グローバルをオンラインで接続してのイベントを設計し、現地法人の社員へのインタビューや海外学生を呼び込んでのグループワークをさせるなどの設計を行い、「影響力の大きさ」といった自社のメッセージを伝えられるようなコンテンツを設計。

記事まとめ

多くの企業でインターンシップのオンライン化をされていますが、オンライン化はあくまで手段であり、効果的に学生に対して自社の魅力を伝えられるかどうかが非常に重要です。

オンラインという形式だからこそ伝えられるもの、伝えられないものを見極め、採用戦略全体の中でどのように伝達していくべきなのかから検討することで、最大の効果を得られるイベントを設計できるのではないでしょうか。

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LM編集部
LM編集部

理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

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