catch-img

プログラマー向け新人研修のポイントとは?人材育成で押さえておくべき点を解説

プログラマーが入社した際は、新人研修を受けさせるのが理想です。近年はプログラマーが不足しているため、人材確保や教育に力を入れる必要があります。しかしプログラマー向けの新人研修について、どのように実施すればよいか悩んでいる担当者も多いでしょう。この記事では、プログラマー向け新人研修のポイントを解説します。研修の種類やメリットにも触れるので、参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.プログラマー向け研修とは
  2. 2.段階別プログラマー向け研修の種類
  3. 3.プログラマー向け研修スタイル
  4. 4.プログラマー向け新人研修のメリット・デメリット
  5. 5.新人プログラマーを採用するメリット
  6. 6.新人プログラマーの採用事情
  7. 7.新人プログラマーを育成するポイント
  8. 8.プログラマー向け新人研修のポイント
  9. 9.プログラマー向け新人研修は外部委託がおすすめ
  10. 10.まとめ

プログラマー向け研修とは

ここでは、プログラマー向けの研修とはどのようなものなのかを解説します。研修の目的や内容について、大枠を把握しましょう。

プログラマー向け研修の目的

プログラマー向け研修の目的は、ITの基礎やプログラミング知識の習得です。研修のなかで、ITリテラシーやセキュリティ知識なども身につきます。現場で役立つノウハウを学び、業務効率化や生産性向上につなげる研修ですが、新人研修の場合は、そのなかでも基礎的な部分から順を追って学習が行われるのが特徴です。

プログラマー向け研修の内容

プログラマー向け研修で学ぶ主な内容は以下のとおりです。

・ITの基礎知識
・プログラミング言語
・システム開発
・ITリテラシー
・セキュリティ知識
・実務に向けたプログラミング
・ビジネスマナー

ビジネスマナーは、新人研修で組み込まれることが多い内容でしょう。その他の項目はいずれも、プログラマーが実務において必要とする技術が多く、研修では実務を想定した演習も行われています。

段階別プログラマー向け研修の種類

プログラマー向けの研修は、それぞれの知識や経験に応じて段階的に行われます。以下では、プログラマー向け研修の種類を段階別に解説します。

入門編

プログラマー研修【入門編】の主な学習内容は、以下のとおりです。

・ビジネスメールや言葉遣い、身だしなみを含むビジネスマナー
・報連相のポイントなど社会人としての教養
・パソコンやITツールの操作方法

入門編の受講生は、社会人になりたての若手新人ということが多いのではないでしょうか。プログラマーとしての知識、技術以外に、ビジネスパーソンとしてのマナーや慣習に関する項目が含まれます。

基礎編

プログラマー研修【基礎編】の主な学習内容は、以下のとおりです。

・全体的なプログラミング開発のフロー
・プログラミング言語の文法

基礎編では、より具体的なプログラミングの技法に踏み込みます。ビジネスマナー研修など基礎編の研修を終えた人や、中途採用でプログラミング初心者の人などにレベルを合わせた研修です。

実践編

プログラマー研修【実践編】の主な学習内容は、以下のとおりです。

・実践的なシステム・アプリ開発
・プロジェクト形式のグループワーク

実践編のプログラマー研修では、より実務に即した実践的な内容を学びます。プログラミングの実務では、チームで1つの案件に取り組むことも多いため、グループワークでチームとしての作業の取り組み方に触れることも大切です。

応用編

プログラマー研修【応用編】の主な学習内容は、以下のとおりです。

・専門分野を高めるための学習
・専門的な知識・スキルの習得

応用編の研修では、より専門的な内容に踏み込んだ研修が行われます。具体的な内容としては、実際のアプリケーション開発や、設計書をもとにしたプログラミングなどです。

  マネジメント育成の手引き 業績が上がらない組織、上がる組織。違いを分かつマネジャー・管理職の育成に不可欠な、体系的なフレームワークと実践のポイントとは。組織人事のプロフェッショナルファーム、リンクアンドモチベーション独自の視点で徹底解説。 管理職研修・育成ならストレッチクラウド


プログラマー向け研修スタイル

プログラマーの研修スタイルには、通学、講師派遣、オンライン、eラーニングの4種類があります。通学は研修センターなどで対面の指導を受けられる方式ですが、専門的な講座でスキルアップしたいなら講師派遣がおすすめです。

オンラインは場所の制約、eラーニングは時間と場所の制約がなく、フレキシブルに受けられます。ただし、いずれも対面ではないため、細やかな指導が行き届かない可能性は否めません。

プログラマー向け新人研修のメリット・デメリット

プログラマー向け新人研修のメリットは、新人プログラマーが業務を効率化でき、生産性の向上につなげられることです。一方、デメリットとしては、企業に経済的・時間的コストの負担がかかることが挙げられます。

新人プログラマーの場合、研修の効果が現れるまでに時間がかかる可能性があるでしょう。しかし、自社で優秀な人材に育てることを考えれば、研修は避けて通れないポイントです。

  マネジメント育成の手引き 業績が上がらない組織、上がる組織。違いを分かつマネジャー・管理職の育成に不可欠な、体系的なフレームワークと実践のポイントとは。組織人事のプロフェッショナルファーム、リンクアンドモチベーション独自の視点で徹底解説。 管理職研修・育成ならストレッチクラウド


新人プログラマーを採用するメリット

先述のとおり、プログラマー研修にはデメリットもありますが、以下のようなメリットもあります。

自社に合った人材を育成できる

新人プログラマーは自社の企業文化や風土を吸収しやすく、自社に合った人材へと成長させられるメリットがあります。また、新人プログラマーを同時に複数採用すれば、同じレベルで研修をスタートできます。研修のプログラムを、複数人に向けて同時進行できるものにしておけば、コストを削減しつつも人材教育を効率的に進められるでしょう。

組織の若返りにつながる

新人プログラマーを採用すると、組織の若返りにつながるのもメリットです。プログラマーはプログラミングの知識があればすぐに実務を開始できるため、中途採用の場合ば即戦力を獲得できるでしょう。一方、年齢層が高くなりやすいのが難点です。その点、新人を採用すれば若い世代の価値観を取り入れられ、組織の若返りが期待できます。

新人プログラマーの採用事情

新人プログラマーの採用は、近年、難しくなっている部分もあります。ここでは新人プログラマーの採用事情を解説します。

新人プログラマーの需要向上

新人プログラマーの需要は、近年伸び続けています。そもそもプログラマーをはじめとする技術職の需要は高いといえますが、特に優秀な人材は数が不足しているのが実情です。そのため、即戦力の中途採用だけでなく、新卒採用に乗り出す企業が増えています。今後も少子化を背景に人材不足の状況は解消のめどがたたず、ますます需要が高まることが予想されるでしょう。

企業間での獲得競争の激化

AIを筆頭にさまざまな技術が必要とされる時代が訪れ、企業間でプログラマーの獲得競争が激化しています。人材確保のためにアプローチ方法を工夫する企業も増えており、新人プログラマーであっても、条件のよい企業に応募が集中する可能性があるでしょう。このようにIT業界では、新人プログラマーを採用したくても簡単ではない事情が存在しています。

  マネジメント育成の手引き 業績が上がらない組織、上がる組織。違いを分かつマネジャー・管理職の育成に不可欠な、体系的なフレームワークと実践のポイントとは。組織人事のプロフェッショナルファーム、リンクアンドモチベーション独自の視点で徹底解説。 管理職研修・育成ならストレッチクラウド


新人プログラマーを育成するポイント

新人プログラマーを採用する場合、ポイントを押さえて育成することが大切です。ここでは新人プログラマー育成のポイントを解説します。

切磋琢磨できる環境づくり

新人プログラマーを同時に複数人採用した場合、全員がほぼ同じレベルからのスタートとなります。そこで各々の技術力を伸ばすため、互いに切磋琢磨できる環境づくりを心がけるとよいでしょう。同期採用は互いが協力し合う関係でもありますが、そのなかに適度な競争があることでモチベーションが高まります。

教育担当者の育成に力を入れる

新人プログラマーの育成のためには、教育担当者のスキルが重要です。したがって教育担当者の評価基準を整えることをおすすめします。教育担当者が新人育成と同時に日常業務も抱えている場合、多忙のあまり指導や業務が中途半端になってしまうかもしれません。状況をよく把握し、サポートを忘れないようにしましょう。

外部の専門機関を活用する

自社に、新人プログラマーの教育担当者として、適切な人材がいないケースもよくあります。この場合、外部の専門機関の活用も選択肢の1つです。

専門機関の講師は、教えるプロなので、分かりやすいプログラマー向け新人研修を実施してくれます。社内で研修を行うのに比べて効率がよく、社内の人手を研修に取られずに済むのもメリットです。

プログラマー向け新人研修のポイント

プログラマー向け新人研修を行う際は、以下のようなポイントに留意するとよいでしょう。

参加者のレベルを考慮する

プログラマー向け新人研修は、参加者のレベルを考えて設計する必要があります。内容が簡単すぎると研修をする意味がありません。一方、難しすぎると参加者が理解しきれず身につかないでしょう。適切な研修を行うためには、事前にスキルチェックを実施してレベルを把握しておくことが大切です。チェックの結果をみて、一歩上をいく研修レベルを設定するのがおすすめです。

目的に応じた研修を実施する

新人研修を行う際は、目的に合わせた研修内容にすることが重要です。そこでまずは、実施するプログラマー向け新人研修の目標を明確化しましょう。なお、目的によっては国の助成金を利用できる場合があります。助成金を利用してコストを下げるなら、法人研修の専門機関へ相談してみましょう。

  マネジメント育成の手引き 業績が上がらない組織、上がる組織。違いを分かつマネジャー・管理職の育成に不可欠な、体系的なフレームワークと実践のポイントとは。組織人事のプロフェッショナルファーム、リンクアンドモチベーション独自の視点で徹底解説。 管理職研修・育成ならストレッチクラウド


プログラマー向け新人研修は外部委託がおすすめ

プログラマー向け新人研修を企画する際、自社の人材では専門的な研修が難しいと感じたら、外部委託がおすすめです。プログラマーに必要な知識は専門性が高い場合も多々ある一方で、初心者には理解しづらい可能性があります。プログラミングのできる自社の人材でも、教えることが得意でなければ効果的な研修は難しいでしょう。専門機関に外部委託すれば、教育のプロによる分かりやすい新人研修を実施してもらえます。

まとめ

プログラマーの新人研修は、新人のレベルに合った段階を踏んだ実施が欠かせません。専門的な内容を新人に理解してもらわなければならないため、社内で研修を実施する場合は、教育担当者の仕事量がオーバーしないよう気をつけながら、質の高い研修を提供する必要があるでしょう。

社内でのプログラマー新人研修につまづきを感じたら、コンサルティング支援サービスのプロ集団におまかせください。1万社以上の実績をもつリンクアンドモチベーションへぜひご相談ください。企業風土に合わせた質の高い新人研修で、ビジネスマナーからプログラミングまで、専門的な内容をマスターしていただけます。

当社では詳しい資料をご用意しております。下記よりDLしてご利用ください。ご不明な点がある場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

  リンクアンドモチベーションのサービスご紹介資料 リンクアンドモチベーションが提供する各コンサルティングサービスの特徴を紹介。これまで5,000社以上の企業様のご支援をする中で明らかになった課題解決のポイントとフレームワークも収録。 ソリューションサイト
  お問合せ | リンクアンドモチベーション(組織開発・人材育成・研修) お問合せ前に必ずお読みください当社の個人情報保護方針をご確認いただき、ご同意の上、お申込みください。 ソリューションサイト


LM編集部
LM編集部
理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

新着記事

この記事を読んだ人は、こんな記事にも興味を持っています

あなたの組織にも、課題はありませんか?

各種サービス資料が無料ダウンロードできます

3分でわかる新入社員研修

3分でわかる新入社員研修

サービスご紹介資料

3分でわかるモチベーションクラウド

3分でわかるモチベーションクラウド
ページトップへ戻る