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チームビルディング研修とは?生産性向上のためのポイントや目的、注意点などを解説

組織の在り方が変化している昨今で注目されているのが、チームビルディングです。そしてチームビルディングでは、チームを効果的にまとめる能力や、強いリーダーシップを持つ人材が求められています。
 
この記事では、チームビルディングの目的やメリットなどについて解説します。チームビルディング研修の種類や、研修を成功させるためのポイントなども解説するので、参考にしてみてください。 

目次[非表示]

  1. 1.チームビルディングとは
  2. 2.チームビルディング研修の目的
  3. 3.チームビルディング研修のメリット
  4. 4.チームビルディング研修のデメリット
  5. 5.チームビルディング研修の種類
  6. 6.【オンライン編】チームビルディング研修の具体例
  7. 7.【オフライン編】チームビルディング研修の具体例
  8. 8.チームビルディング研修を成功に導くポイント
  9. 9.まとめ

チームビルディングとは

チームビルディングとは、チーム全体の効率性や生産性を向上させるための活動です。チームメンバー同士の関係や協力を強化して、メンバーそれぞれの経験・能力を引き出します。
 
具体的な内容として、信頼関係やコミュニケーション能力を向上させたり、共通の目標やバリューを確立させたりすることが挙げられます。

チームワークやチームマネジメントとの違い

まず、チームビルディングはチームメンバー間の結束を強化して、信頼関係を築くことを重要としています。
 
一方、チームマネジメントは、チームの業務遂行の管理を目的としています。代表的な取り組みは、目標の設定やタスクの割り当て、進捗の監視などです。なお、チームワークで重要視されるのは特定の課題の解決です。メンバーそれぞれの弱点を補いながら、目的達成に向けて動きます。

チームビルディング研修の目的

チームビルディング研修の主な目的は3つあります。それぞれ、チームの結束強化、コミュニケーションの促進、生産性の向上です。チームビルディングでは、チームメンバー同士の信頼関係を作り上げ、協力関係を強化します。また、コミュニケーション能力を向上させて、円滑な情報共有や意思疎通を図ります。さらに、個人それぞれのモチベーションを高め、業務に対するコミットメントも促進可能です。

チームビルディング研修のメリット

チームビルディング研修を実施するとさまざまなメリットを得られます。以下は、具体的なメリットとそれぞれの詳細です。

企業理念やビジョンが浸透する

チームビルディング研修を実施すると、企業理念やビジョンなどが浸透しやすくなります。なぜなら、チームにおける共同作業や協力を通じ、組織の方向性や目標に対する意識が高まるためです。
 
経営者から新入社員まで共通の意識を持てれば、業務への理解度も上がり、効率・生産性の向上も期待できます。

従業員のモチベーションが向上する

チームビルディングは、従業員同士の信頼関係や協力関係を築く効果もあります。一緒に働く人との関係が良好になれば、チーム・組織におけるそれぞれの役割が明確になりやすいです。
 
結果的に従業員のモチベーションが向上して、業務への取り組みや成果に対する意識も改善されやすくなります。

従業員の相互理解が深まる

従業員同士の理解が深まり、互いの強みを活かしたり弱みを補ったりできます。チームにおいて、メンバーそれぞれに適正な業務に取り組めれば、チーム全体の連携を高めることが可能です。
 
心理的安全性も向上されるため、意見の発信や情報の共有がしやすい環境にもなります。そのため、業務効率の改善や生産性の向上にもつながります。

チームビルディング研修のデメリット

チームビルディングを実施する際は、ゲームや社内SNSなどの手段を用います。しかし、ゲームや社内SNSなど、特定の行動に参加しないことを非難するべきではありません。
 
しかし、強制力を伴わず個々の特性や適性に配慮することは難しいとされています。そのため、チームビルディング研修は、さまざまな面で負担が大きいことがデメリットとなり得ます。

チームビルディング研修の種類

チームビルディング研修の種類は、主にオンライン型とオフライン型の2つです。ここからは、それぞれの特徴について解説します。

オンライン型

リモートワークの普及に伴い、ビデオ会議ツールを使用したオンラインでのチームビルディング研修も増えています。オンラインのため、天候に左右されなかったり、移動がないので参加者の負担が軽かったりすることがメリットです。
 
しかし、実際に顔合わせができないことはデメリットになり得ます。具体的には、円滑なコミュニケーションが難しかったり、細かなニュアンスが伝わりにくかったりなどです。

オフライン型

オフライン型のチームビルディング研修は、チームイベントやアウトドア活動を通じて、チームメンバー同士の結束を深めます。
 
そのため、社内に限らずオフィス外で実施される場合もあります。たとえば、登山やピクニック、ワークショップなどです。また、対面でコミュニケーションが取れるので、関係性の構築がしやすいのも特徴です。

【オンライン編】チームビルディング研修の具体例

オンラインでのチームビルディング研修について解説します。具体例とそれぞれの詳細は下記の通りです。

家宅捜索ゲーム

家宅捜索ゲームは、自宅にあるものを活用してお題をクリアするゲームです。チームごとに対抗戦を行って協力意識を育てることで、チームビルディング効果の獲得を狙います。
 
お題の例として挙げられるのは、赤い食べ物や四角い物などです。そして、参加者はお題に該当する物を自宅内から探し出して、ゴールを目指します。

書き出しゲーム

出されたお題に関連する単語を、制限時間内に書き出すのが書き出しゲームです。制限時間を設けて、より多くの単語を書き出した人を勝者とします。参加者同士の交流を深められる他、参加者の価値観や考えを知る一助となり、チームビルディングに貢献します。

Never Have I Ever

Never Have I Everは、参加者同士の経験を共有して親睦を深めることを目的としたゲームです。まず、自分が経験したことのないことを順番に発言します。そして、他の参加者は経験したことがある場合に指を下げて意思表示します。
 
リラックスした雰囲気で、チームメンバー同士の交流を深めやすいです。なお、海外で人気の飲み会ゲームを参考としています。

【オフライン編】チームビルディング研修の具体例

オフラインにおけるチームビルディング研修も多岐に渡ります。以下は、具体例とそれぞれの詳細です。

ジェスチャーゲーム

ジェスチャーを活用して、言葉を用いずに相手に情報を伝えるゲームです。コミュニケーション能力が鍛えられ、相手の真意を読み取る能力も養われます。
 
また、受け手も相手のジェスチャーを適切に理解することが求められます。送り手が伝えたい内容を、具体的に表現しなければならないからです。

自己紹介ゲーム

自己紹介にあえて制限を設けることで、ゲーム化する方法です。限られた条件のなかでの自己紹介は、創造力や表現力を高めるのに役立ちます。また、その人の内面を引き出す時間は、参加者同士の相互理解を深めるきっかけにもなります。

ペーパータワー

ペーパータワーは、紙を使って自立するタワーをチームで作成するゲームです。タワーの設計図の作成や紙の効率的な使用の他、チーム内の役割分担などが必要となります。
 
これらのやり取りは、実務にも役立つコミュニケーションの練習にもなるため効果的です。また、紙の枚数や高さなどに制限を設けると、チームの効率性や協力の仕方を試せます。

BBQ

BBQは特別感のある非日常的な空間を演出できます。オープンなマインドでコミュニケーションがとれる環境は、普段は分からない参加者の一面を知る機会として有効です。
 
リラックスした雰囲気はメンバー同士の親睦が深まりやすく、チームビルディングとして効果的です。

運動会

運動会では、チーム別にさまざまな競技に取り組みます。学校の運動会で行われるような競技は、チームワークや競争心を養うのに役立ちます。
 
勝利を目指すにあたり、チームメンバー同士の結束を高めるのにも効果的です。また、コミュニケーション力やリーダーシップを醸成する効果も期待できます。

料理対抗イベント

料理対抗イベントも、チームビルディング研修の手法として注目されています。参加者は一定人数でチームを組み、アイデアを出し合いながら協力して料理をするイベントです。メンバー同士での協力やコミュニケーションが求められるため、チームとしての結束が向上します。

チームビルディング研修を成功に導くポイント

チームビルディング研修を成功させたい場合は、いくつかのポイントを意識しましょう。ここからは、具体的なポイントを解説します。

メンバーのミッションと役割を明確にする

メンバーのミッションと役割を具体的に定義することが、チームビルディング研修を成功させるためのポイントです。
 
まず、メンバーそれぞれがどのような業務を担当するかをチーム全体で共有します。そして、分担された役割をこなしたり、他の人の業務を手伝ったりします。役割分担が明確になると、トラブルやミスの発生を防ぎやすくなり、業務の効率性を高めることが可能です。

メンバーの自主性や自発性を尊重する

メンバーの自発的な意見や行動を奨励しつつ、否定せずに尊重しましょう。自主性が尊重される環境は、メンバーの責任感が高まりチームの協力意識が向上します。
 
また、企業内に自主性を尊重する文化が醸成されると、将来的にもチームの創造性や生産性が向上します。

チームの方向性・目的を明確にする

チームビルディング研修を成功させるポイントとして挙げられるのが、チームの方向性・目的を明確にすることです。
 
目標が設定されていると、メンバーのモチベーション向上や作業効率化が望めます。また、ビジョンの共有は、チームメンバーの一体感を高めたり、目標達成に向けた意欲を醸成したりできます。

まとめ

従業員のモチベーションは、業務の効率や生産性に大きな影響を与える重要な部分です。しかし、従業員のモチベーションを適切に保ったり上げたりするには、一定のノウハウやスキルが求められます。
 
そこでおすすめしたいのが、外部の専門機関への依頼です。リンクアンドモチベーションでは、世界初のモチベーションにフォーカスを当てた組織人事コンサルティングサービスを提供しています。
 
従業員のモチベーションを上げたり、社内の環境を変えたいと考えていたりする企業の担当者の方は、リンクアンドモチベーションソリューションサイトへ依頼してみてください。

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LM編集部
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