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内省とは?【簡単に解説】意味や反省との違い、具体的な方法、コツを解説 | 管理職研修ならストレッチクラウド

人材育成の現場において、「内省」という言葉・考え方が話題になっています。 似た言葉である反省は、日常的にも使用されていますが、内省については馴染みのない人も多いでしょう。

しかし、内省の目的ややり方をしっかり理解することで、人材育成や個人のパフォーマンス向上に活用できる可能性があるでしょう。

今回は人材育成に大きく関わる「内省」の意味やビジネスにおける効果、具体的な実践方法について紹介します。自身のパフォーマンス向上や、企業の人材育成に悩んでいる人事担当者は是非ご参考にしていただければと思います。

目次[非表示]

  1. 1.内省とはどういう意味?
  2. 2.内省と混同しがちな言葉との違い
  3. 3.内省を行う4つのメリットとは
  4. 4.内省が得意な人の特徴
  5. 5.内省に友好的な3つの手法・フレームワーク
  6. 6.内省力の育成方法と実施の流れ
  7. 7.内省を行う3つの注意点
  8. 8.効果的な内省を行う3つのコツ
  9. 9.リフレクション研修等はストレッチクラウドへ
  10. 10.記事まとめ
  11. 11.内省に関するよくある質問
  リフレクション(内省支援)研修 メンター・OJTトレーナーとしての役割は、新人の成長のサポートをすることであり、その役割を果たすために、内省支援(≒「正す」こと)が重要であることを理解する研修です。 管理職研修・育成ならストレッチクラウド

内省とはどういう意味?

内省とは、自分自身の心と向き合い、自分の考えや言動について省みることです。客観的な視点から自己の言動を振り返ることで、自ら気付きを得ることを目的におこないます。

日々起こった出来事に対して「どう感じたか?」「なぜそう感じたか?」といった問いかけをおこない、自分の気持ちを分析する行為が内省です。

内省と混同しがちな言葉との違い

「内省」と混同しがちな言葉についてご説明します。

「内省的」とは

内省的とは、「自己を省みる性質を持つ」といった意味で使われる形容詞です。自己の心理や心情、行動に向き合い、自己分析や自己反省をおこなう態度や性格のことを言います。

「内省」と「反省」の違い

「内省」と似た言葉に「反省」という言葉があります。反省とは、誤った考えや言動を振り返り、必要に応じて周囲に伝える行為のことを言います。反省の目的は誤りを正すことであり、既成の事実に対して、「なぜミスをしたのか?」「どこに問題があったのか?」と自分自身の間違いを振り返り、原因や理由を探っていきます。これに対して、内省はあくまで自ら気付きを得るために客観的な視点から自己の言動を振り返る行為であり、誤りを正すことだけが目的ではありません。

「内省」と「内観」の違い

「内省」と混同しやすい言葉に「内観」という言葉があります。内観が持つ意味の中には、内省と似た意味が2つ含まれています。一つ目が仏教用語として「内省して自己の仏性・仏身などを観じること」という意味、二つ目が心理学において使われる「自分の意識やその状態を自ら観察すること」という意味です。「内省」が自身の心の状態と向き合った上で、新たな気付きを得ることを目的とするのに対して、「内観」はより自分の精神状態について見つめることを目的とします。

「内省」と「リフレクション」の違い

内省を英訳した言葉が「リフレクション(reflection)」で「鏡に映った自分や物事」という意味があり、

仕事の流れや考え方・行動などを客観的に振り返ることを言い、人材開発の領域で使われる言葉です。失敗も成功もすべて見つめ直し、そこから気付きを得て、より良い行動につなげる未来志向の行為だと言えるでしょう。

一般的に「過去の行為などについて深く考え直す」といった内省と同義で使われることが多いです。

内省を行う4つのメリットとは

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■個人のメリット①:PDCA管理による業務の改善

普段の業務の中では、自分の言動や考えを振り返る機会はほとんどありません。

経験を沢山積んで改善・成長していくことも大切ですが、1つの経験をじっくり振り返り、なぜ失敗/成功したのか要因を分析し、次やるとしたらどうするか自分なりに考えることで、少ない経験で成功体験を積むことができるでしょう。

特に、仕事に慣れてしまっていると、業務の質や効率が悪いことに気づきにくくなります。そのため、一定の経験を積んでいる中堅社員が、自らが抱える課題に気付かず、成長が鈍化してしまい離職してしまうケースもあります。

社員一人ひとりが内省を習慣的に行うようになれば、問題点に気付きやすくなり、自己成長や業務改善に繋げることができます。また、自己の優れているところや改善点を把握できることで、業務の変化にも対応していく力を身につけられるでしょう。

■個人のメリット②:自己成長やセルフコントロール力の向上

内省を習慣化させると、技術的な業務改善だけでなくメンタル面も強化できます。

仕事のことで注意されたときに、感情的になってしまい改善に向かうことができなければあらゆる問題を引き起こす可能性があります。

失敗を後に引きずるのではなく、内省して客観的に事実を分析できれば、自分の改善すべき点が見え、感情と事実を切り離すことができます。

内省は人格形成に有効で、人間的な成長にもつながるのです。一つひとつの改善は劇的な変化はもたらさないかもしれませんが、日々振り返り努力をすることで、いつしか自信を持って仕事に取り組むことができるでしょう。

内省は、仕事で結果を残したり、人間的成長を続けるうえで、欠かすことのできない要素だといえます。

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■個人のメリット③:対応力や発想力の習得

急速に環境変化が起きる時代のなかで、どんな仕事にも常に改善を繰り返すことが求められています。内省をすることで、それまでは気付かなかった仕事のコツやノウハウを掴むことができ、その結果、業務の効率化からパフォーマンス向上につながることもあるでしょう。また、自分自身の伸ばすべきポイントや改善点を見つけることができれば、目まぐるしい変化にも柔軟に対応できる力が身に付いていくはずです。

経験を通して深く学ぶ手法として「コルブの経験学習モデル」がありますが、これを実践することが内省でもあります。実践方法については後述していますが、内省を習慣化できれば、自らの経験を振り返り続けることにつながり、新しい発想が生まれる可能性もあります。

■企業のメリット①:組織としての生産性向上

社員一人ひとりの自律性が高まり、各々が主体的に業務改善に取り組んでいくため、チーム全体の力が底上げされ、組織としての生産性が向上します。

1人ひとりが自分自身に向き合うことで振り返りや改善のスピードも早くなり、上司やチームメンバーからのフィードバックも受け入れやすくなるなど、周囲との関わりの中で好影響もあるでしょう。

■企業のメリット②:メンバーの業務可視化によるマネジメントコスト削減

内省は個々人で実施する事により生産性を向上させることが出来ますが、取り入れる内省の施策の内容によっては、内省の内容を同じ部署やチーム内に公開することにより今メンバーがどんな業務をしているのか、どんな気持ちで働いているのかが分かりメンバーマネジメントに活かすこともできます。

例えば日報発信などが例にあげられますが、内省を通じてメンバーの状態や業務を通しての気づきを知ることができれば、フォロー出来たり業務のフィードバック等もより効果的に伝えられるようになるでしょう。

リモートワークが主流となりチームメンバーの状態が見えづらい今だからこそ、内省のプロセスをもオープンにするコミュニケーションを行い支え合うことでマネジメントコスト削減にも繋げてみてください。

内省が得意な人の特徴

内省が得意な人は、自己理解が深く、自分の感情や考えを深く分析する能力があります。彼らは自己認識が高く、自分の強みや弱みを理解し、それに基づいて意思決定を行います。また、感情的な自己制御が得意で、ストレスや挑戦に対して適切に対応することができます。内省的な人はしばしば独創的な思考を持ち、新しいアイデアや解決策を考え出すことができます。

内省に友好的な3つの手法・フレームワーク

内省をおこなう際は、フレームワークを活用するのがおすすめです。内省の手助けになる3つのフレームワークをご紹介します。

KPT法

KPT法とは、「Keep」「Problem」「Try」の頭文字をとったフレームワークで、内省に活用することができます。

・Keep(継続すべきこと):取り組みを振り返り、うまくいったことや継続すべきことを抽出します。

・Problem(改善すべきこと):取り組みを振り返り、改善すべきだと感じた課題や問題点を抽出します。

・Try(挑戦すべきこと):「Keep」と「Problem」の内容を受けて、新たに挑戦することや課題の解決策を決めていきます。

KDA法

KDA法とは、「Keep」「Discard」「Add」の頭文字をとったフレームワークで、内省に活用することができます。

・Keep(継続すべきこと):取り組みを振り返り、うまくいったことや継続すべきことを抽出します。

・Discard(やめるべきこと):取り組みを振り返り、うまくいかなかったことや非効率だったこと、失敗したことを抽出します。

・Add(新たに始めるべきこと):「Keep」と「Discard」の内容を受けて、新たに始めるべきことや今後挑戦することを決めていきます。

YWT法

YWT法とは、「Y(やったこと)」「W(わかったこと)」「T(次にやること)」の頭文字をとった内省のフレームワークで、日本能率協会コンサルティングが提唱したものです。

・Y(やったこと):実施したこと、挑戦したこと、改善したことなど、どのようなアクションをしたかを整理します。

・W(わかったこと):気付いたこと、考えたこと、学んだことなど、新たに発見したことを洗い出します。

・T(次にやること):「W」の内容を受けて、次に取り組みたいことを決め、アクションプランを策定します。

内省力の育成方法と実施の流れ

冒頭でもお話ししたように、内省をするための手法として「コルブの経験学習モデル」が有名です。

「経験学習モデル」は、学習者が自らの「経験」から「学び(気づき)」を獲得していくという「プロセス」を体系化した学習モデルです。

経験学習モデルでは「経験」→「省察」→「概念化」→「実践」という4つのサイクルを回すことで 学習の深化をはかります。

■実施の流れ①:事実を振り返る

最初に、体験した具体的な出来事を振り返ります。実際に起こった事をそのまま思い出すのです。経験学習モデルの「経験」に当たります。例えば、「クライアントに依頼されていたアウトプットを提出した」など客観的な事実です。

内省は自分の言動や考えを振り返ることですが、自分自身を追い込む必要はありません。真面目に向き合う人ほど「もっとできたはず」と罪悪感にさいなまれることがありますが、後悔や懺悔をするのではなく、客観的に事実だけを振り返ることが重要です。

慣れないうちは詳細な事実まで思い出すのは大変でしょう。しかし、内省するうちに、細かいところまで客観的に振り返ることができるようになります。

■実施の流れ②:要因を振り返り、見つめなおす

起こった出来事を客観的に振り返ることができたら、次は振り返った内容を深く見つめ直すようにしていきます。経験学習モデルでいう「省察」です。出来事を見つめ直したときに、自分自身が感じたことや何か気付きがあれば、欠かさず書き留めるようにします。

せっかく客観的に事実を振り返っても、自己分析するときに私情をはさんでしまうと、それは内省ではなく反省になってしまうので気を付けましょう。

そしてそのような行動をした理由、出来事が起こった要因を成功/失敗問わず考えます。

内省するときは、いかに冷静で俯瞰的に状況を捉えられるかが大切となります。自分に都合の良い考え方をしがちですが、自分の成長のために、しっかりと自分自身に向き合うことが重要です。

自分を振り返る際の問いかけ例

内省をする際には、ある程度質問に沿ってそれに答える形で実施すると、スムーズに行うことができます。ここでは、代表的な自分を振り返る際の問いかけ例についてご紹介します。

自分の感情について
今日、私は何を感じた?
その感情の原因は何だった?

行動の反省
今日の行動で、改善すべき点はあるか?
自分の行動が他人にどのような影響を与えたか?

目標と達成度
現在の目標に向かって進んでいるか?
目標に近づくために何ができるか?

自己成長
最近学んだ新しいことは何か?
今後、どのようなスキルや知識を身につけたいか?

人間関係
自分の大切な人たちとの関係はどうだろう?
良好な関係を保つために何ができるか?

感謝と満足
今日、感謝したことは何か?
自分の人生のどの部分に満足しているか?

ストレスと対処方法
現在、ストレスを感じる原因は何か?
ストレスを軽減するためにどのような方法を試してみるべきか?

これらの問いかけを日々の生活に取り入れることで、自己理解を深め、より良い自己成長を促すことができます。

■実施の流れ③:抽象化して学びにする

次に起こった出来事や要因を抽象化するとどんなことが言えそうか考えます。経験学習モデルの「概念化」のステップです。

例えば起こった出来事が、クライアントに求められていたアウトプットを期日通りに提出できた
要因は、

  • 期日を事前にすり合わせていた
  • 上司と内容をすり合わせて相談しながらアウトプットを作ることができた

というものであったとします。
この出来事を次も活かすために、

  • 仕事やタスクの期日は必ず相手とすり合わせる
  • 1人で悩んだときはすぐに上司に相談する

という風に抽象化して学びに変えることができれば、次以降も期日通りにアウトプットを出せる確率は上がるでしょう。

このように、学びを他に転用可能なものに昇華させることは内省においても重要です。

■実施の流れ④:具体的なアクションを決める

最後に、振り返りを踏まえて変えたりやめたりするアクションを決めます。経験学習モデルの最後のステップ「実践」にあたります。これは難しいことでなくても良く、簡単にできそうなアクションを置くのが良いでしょう。

アクションを変えてみて次にまた実践し、振り返り、と続けていくことで継続的な成長が見込めるでしょう。

内省を行う3つの注意点

■注意点①:完璧を求めすぎない

内省して業務の改善や働く意義を見出すことは確かに重要ですが、内省の内容やクオリティに拘りすぎる必要はありません。あくまで自分自身で向き合う姿勢や、それを続ける行為自体も重要です。

このやり方で合っているのか?うまく内省できていないのではないか?と考えすぎで完璧にやろうとするのではなく、まずは内省を行うこと、簡単でも良いので継続することが大事です。

そうすることで効果的な内省のやり方や自分との向き合い方も分かってくるはずです。焦らず自分自身と向き合う習慣を身につけましょう。

■注意点②:反省会にならないようにする

冒頭にお伝えしたように、内省と反省は別物です。振り返りを行っていると真面目な人たちほど自分や他人を責めてしまうことがありますが、内省の目的は自ら気付きを得ることです。

なぜできなかったのかと失敗を責めてネガティブな気持ちに陥るのではなく、客観的な目線で事実を捉え、今後に向けての改善を行いましょう。

■注意点③:狭い視野で完結しない

不慣れなうちは、内省を行っても狭い視野の中で物事を考えたりしてしまいがちです。起こった物事の深堀りが浅かったり、要因を自分だけに起因させてしまったり、解決策が単一的になってしまったりすることが良く見受けられます。

経験と引き出しが少ないとどうしても考えることが難しいこともあるので、上司や先輩のサポートを受けたりしながら内省を行ってみると、自分だけでは考えられなかった視点を得られたり解決に向けて有効なアドバイスを貰えることもあるでしょう。

効果的な内省を行う3つのコツ

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■コツ①:何に意義や喜びを感じるか振り返る

何に意義を感じ、何にワクワク感じるのかを知ることは、内省を行い自分のあるべき姿に近付くために重要です。同時に、それは「自分は社会から何を任されているのか」という使命を探すことでもあります。

自分自身の使命≒意義を感じ、やりたいと思えることを探し前向きに取り組むことで心身ともに健康的に努力を続けることができ、結果としてパフォーマンスも上がるでしょう。

「自分の気持ちが前向きになれるものは何か」をわかった上で内省を行うことで、よりスピーディに理想とする自分の姿に近付け、内省を効率的なものにします。

■コツ②:組織の使命との擦り合わせを考える

上記の自分がワクワクすることを、組織の使命とすり合わせることで、仕事上の内省はますます効果を発揮します。人間は本当に自分がやりたいと感じていることにしか、深く内省できませんし、継続も難しくなるでしょう。

やりたいことと組織の使命が重なることで、周囲からも称賛や応援を得やすくなり、結果として頑張り続ける原動力にも繋がるでしょう。

組織の使命が自分のやりたい事ときちんとリンクし、仕事を実践することで、自然と内省しやすい状況を作りだせます。

■コツ③:固執はしない

先に述べたように、個人の使命と組織・企業の使命が、しっかりと重なっていくような内省は理想的です。ただし、内省によって得られた使命に固執すべきではありません。

軸や芯を持つことは大切ですが、企業を取り巻く環境が変わっていく中で変化を受け入れる柔軟さがなければ、内省による改善が行われないからです。

内省を繰り返すなかで、変えるべき点はきちんと変化させつつ、柔軟に成長を続けることが重要になります。

■コツ④:言い訳を考えない

内省をする際に言い訳を考えるべきでない理由は、主に自己成長と真実の探求に対する障害となるからです。内省の目的は、自己理解を深め、個人の行動、感情、思考パターンを客観的に分析することにあります。言い訳を作ることは、この過程において自己欺瞞につながる行為です。

まず、言い訳は自己認識を歪めます。自分の過ちや弱点を正当化しようとすると、本当の自分を理解する機会を失います。内省は、自分自身のリアルな姿を見ることであり、自己の本質や真実を受け入れることが重要です。

次に、言い訳は成長の妨げとなります。過ちや失敗から学ぶことは、個人的成長に不可欠です。言い訳をすることで、自分自身の行動や決定に対する責任を回避し、同じ過ちを繰り返す可能性が高まります。

さらに、言い訳は自己反省のプロセスを妨げます。問題の本質や根本原因を見極めるためには、自分の内面に正直でなければなりません。言い訳をすることで、問題の真の解決に向けた洞察を得る機会を失います。

リフレクション研修等はストレッチクラウドへ

ここまで内省の定義や混同しそうな言葉との違い、内省力の育成方法について説明いたしました。
内省を行うというのは自己成長において重要な観点になります。

弊社のストレッチクラウドでは、内省を行い、自己成長を続けることのできるマネジメント人材を育てるために、 まず、研修を通して事前に役割理解や役割遂行のための観点付与を行います。

その後、360度評価によって周囲からの期待と満足を可視化し、役割遂行に向けた自己課題は何か/課題を解決するためのアクションプランは何かを明らかにするというワークショップを継続的に実施します。 結果として、マネジメント人材になるための自立的な成長サイクルを実現しています。

ストレッチクラウドの詳細は、以下のサイト・記事で詳しく解説しています。

ストレッチクラウドの詳細はこちら
https://stretch-cloud.lmi.ne.jp/service

記事まとめ

いかがでしたか?内省を行う過程は反省と似ているため、主観的な判断にならないように注意が必要です。しかし、実行する上で気を付けなければならない反面、内省を行うことでたくさんのメリットが得られます。

内省は、あらゆるビジネスパーソンにとって不可欠なスキルです。内省を習慣化できる人は自己成長を続けられ、自分の在りたい姿に近づいていけるはずです。

リンクアンドモチベーションでは、中堅社員・チームリーダー向けに「リフレクション(内省支援)研修」をご提供しています。新人の成長をサポートするためには内省支援(≒「正す」こと)が重要であることを理解する研修です。

>> リフレクション(内省支援)研修の詳細はこちら

内省に関するよくある質問

Q:内省的な人の強みは?

内省的な人は、様々な面から物事を捉え、考察するのが習慣になっています。物事を多角的かつ深く考えることができるので、本質を見極めるのも得意です。基本的に、他者と向き合う時間より自分と向き合う時間のほうが長い人です。だからと言ってコミュニケーションが苦手なわけではなく、常に自分に質問を投げかけているので、他者に対する「質問力」にも優れています。

Q:内省的な人の弱みは?

内省的な人は自分に向き合う時間が長い傾向にありますが、考えがネガティブに傾くとそこから脱することができず、長時間気分が落ち込んでしまうこともあります。また、考えることが好きな一方で、行動力に乏しい傾向も見られます。常にじっくりと考えてから結論を出すため、突然答えを求められたときなどは困惑してしまうこともあります。想定外のケースで力を発揮しにくいのは、弱点の一つかもしれません。

Q:内省に使えるフレームワークは?

内省に使えるフレームワークが「KPT法」です。KPT法は、仕事や活動を改善するための振り返りの方法の一つです。「Keep」「Problem」「Try」の3項目に分けて現状を振り返り、今後の方針・行動を決めていきます。大まかな流れは以下のとおりです。

  • 紙に線を引き、「Keep」「Problem」「Try」の3つの欄をつくる
  • 「Keep」の欄に、うまくいったことやこのまま継続することを書き出す
  • 「Problem」の欄に、課題や問題点を書き出す
  • 「Try」の欄に、新たに実践することや問題・課題の解決策を書き出す
  • 3つの欄に記載したことを踏まえて行動などを改善し、その結果を再度KPT法で振り返る
執筆者:LM編集部
執筆者:LM編集部
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