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ブレーンストーミングの4つの原則とは?メリットや方法を解説

ブレーンストーミング(ブレスト)は、自由に意見を出し合うことで、新たな発想を生み出したり、アイデアを昇華させたりする会議手法です。

ブレーンストーミングから画期的な商品やサービス、社内制度や取り組みなどが生まれることも少なくありません。

今回は、ブレーンストーミングのメリットや4つの原則、やり方や成功させるポイントなどについて解説していきます。


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目次[非表示]

  1. 1.ブレーンストーミングとは?定義と目的
  2. 2.ブレーンストーミングのメリットとは
  3. 3.ブレーンストーミングの原則4つ
  4. 4.ブレーンストーミングのやり方と流れ【個人編】
  5. 5.ブレーンストーミングのやり方と流れ【団体編】
  6. 6.ブレーンストーミングを成功させるポイント
  7. 7.ブレーンストーミングの上手なまとめ方
  8. 8.ブレーンストーミングが失敗する原因と対処法
  9. 9.従業員を支援するならリンクアンドモチベーション
  10. 10.まとめ

ブレーンストーミングとは?定義と目的

ブレーンストーミング(brainstorming)は1950年頃に誕生した会議手法で、複数のメンバーが自由に意見を出し合うことで、新たな発想を生み出したり、アイデアを昇華させたりすることを目的としています。日本では略して「ブレスト」と呼ばれるほか、「集団発想法」と訳される場合もあります。


ブレーンストーミングは、参加人数や時間に関する決まりごとはありません。通常は複数名でおこないますが、一人でアイデアを出す行為もブレーンストーミングに該当します。詳しくは後述しますが、基本的に以下の4つの原則に則っていれば、ブレーンストーミングと言って問題ないでしょう。


・アイデアを批判・評価しない

・自由にアイデアを出す

・質よりも量を重視する

・アイデアを結合・発展させる


ブレーンストーミングに似た用語

ブレーンストーミングと混同されがちな用語として「ディスカッション」と「バズ・セッション」があります。ブレーンストーミングとの違いを理解しておきましょう。


ディスカッションとの違い

ディスカッション(discussion)は、メンバー同士で討論したり、間違った意見を正したりする会議手法のことです。ディスカッションは意見をぶつけ合って結論を出すことを目的としていますが、ブレーンストーミングは意見を出し合って昇華させることを目的としており、その点で大きな違いがあります。それゆえ、ディスカッションは「相手の意見を否定する」、ブレーンストーミングは「相手の意見を否定しない」という違いも出てきます。


バズ・セッションとの違い

バズ・セッション(buzz-session)は、あるテーマについて話し合いをする際に、参加者を少人数のグループに分けてグループごとに結論を出していく会議手法です。ブレーンストーミングの参加人数に制限はありませんが、バズ・セッションは少人数に分けて話し合いを進めるのが特徴で、その点で違いがあります。バズ・セッションは1グループ6人程度の少人数で話し合うため、全員が必ず発言の場を持つことができます。


ブレーンストーミングのメリットとは

新しい発想の創出

ブレーンストーミングの最大のメリットは、新しいアイデアや発想を創出しやすいことです。参加者が次々に意見を出していくことで発想が刺激され、一人では思いつかないようなアイデアを思い浮かぶケースもありますし、アイデア同士を結合させることで、斬新なアイデアが生まれることもあります。新商品や新サービスの企画会議などでは、ブレーンストーミングを用いるのが効果的です。


一体感の醸成

ブレーンストーミングをおこなうことで、職場やチームに一体感が生まれます。ディスカッションの場合、相手の意見を強く否定するシーンも多く、雰囲気が殺伐とすることも少なくありません。一方で、ブレーンストーミングは相手の意見を否定せず、より発展させることを目指すため、メンバー間の関係性向上や一体感の醸成につながりやすくなります。


参加者の成長

ブレーンストーミングで様々なメンバーの意見に触れることは、一人ひとりの参加者の成長にもつながります。多くのアイデアに触れることで、自分の思い込みや偏見に気付くこともありますし、視野が広がったり、思考の幅が広がったりすることもあります。自分にはないアイデアを知ることで、発想力も磨かれていくでしょう。


ブレーンストーミングの原則4つ

アイデアを批判・評価しない

ブレーンストーミングで重要なのが、できるだけ多種多様なアイデアを、できるだけ多く出すことです。そのため、ブレーンストーミングでは他のメンバーのアイデアを批判・評価するのは禁物です。「これを言ったらどう思われるだろう」「つまらないと言われたらどうしよう」など、周囲の反応が気になって意見を出せなくなってしまったら、ブレーンストーミングをする意味はありません。


自由にアイデアを出す

ブレーンストーミングでは、誰もが思ったことを自由に発言できる雰囲気が重要です。緊張感のある雰囲気では、堅苦しいアイデアしか出てきません。できるだけ自由な雰囲気づくりを意識して、たとえ荒削りなアイデアでも歓迎し、多様なアイデアを引き出せるように努めましょう。


アイデアの質より量を重視する

ブレーンストーミングでは、アイデアの「質」ではなく「量」を重視します。質にこだわると、発言内容を考えすぎてしまい、スピードが遅くなってしまいます。最初から、秀逸なアイデアが出てくることはほとんどありません。量をたくさん出すことで、それが質の向上につながっていくのです。


アイデアを結合・発展させる

ブレーンストーミングで大事なのは、チーム全員でアイデアを生み出していく姿勢です。一人ひとりが自分のアイデアに固執していると、発展性がなくなってしまいます。複数のアイデアを結合して新しいアイデアを生み出したり、アイデアを組み合わせて発展させたりする意識でブレーンストーミングを進めましょう。


ブレーンストーミングのやり方と流れ【個人編】

ブレーンストーミングは一人でも実施することができます。一人でブレーンストーミングをする際の方法や、取り入れたいテクニックについてご説明します。


付箋やメモ帳

一人でブレーンストーミングをおこなうときは、付箋やメモ帳を使います。頭に浮かんだアイデアを付箋やメモ帳に書いていくと、別のアイデアも生まれやすくなります。特に、付箋はアイデアを分類しやすいのでおすすめです。


マンダラート

マンダラートは、曼荼羅(まんだら)模様のマス目に思い浮かんだアイデアを記していくフレームワークです。ブレーンストーミングにマンダラートを活用することで、思考の整理・発展がしやすくなります。


SCAMPER法

SCAMPER法は、アイデア創出のフレームワークである「オズボーンのチェックリスト」をアレンジしたものです。すでに出ているアイデアに対し、以下の7つの質問をすることで、さらにアイデアを発展させることができます。


・Substitute(代用):何か代用できるものはないか?

・Combine(結合):他のものと結び付けられないか?

・Adapt(応用):今あるものを応用できないか?

・Modify(修正):どのように修正・変更できるか?

・Put to other uses(別の用途):何か別の用途に使えないか?

・Eliminate(削除):何か削除できるものはないか?

・Rearrange(再構成)/Reverse(逆):再編によってより良くできないか?逆にしたらどうなるか?


ブレーンストーミングのやり方と流れ【団体編】

複数人でおこなうブレーンストーミングは、以下の流れで進めていくのが一般的です。


目的の決定

まずは、「なぜ、ブレーンストーミングをおこなうのか?」という目的を設定します。新商品を開発したい場合と、地域貢献につながる取り組みをしたい場合では、参加者の人選も、アイデアの方向性も変わってきるはずです。自由にアイデアを出し合うのがブレーンストーミングの特徴ですが、参加者が目的を意識していないと、好き勝手に話すだけのグダグダなミーティングで終わってしまいます。


ファシリテーターの決定

ブレーンストーミングを進行するファシリテーターを決定します。ファシリテーターの進行の仕方や雰囲気づくりによって、ブレーンストーミングの結果も左右されます。


メンバーの選出

ブレーンストーミングの参加人数に決まりはありませんが、5人程度がおすすめです。メンバーが少ないと出てくるアイデアのバリエーションが少なくなってしまいます。逆にメンバーが多いと、発言できない人も出てきます。


ブレーンストーミングの実施

ブレーンストーミングをおこないます。まずは、できるだけ多くのアイデアを出し、付箋に書き出していきます。アイデアが出揃ったらそれらを分類し、ホワイトボードなどを区分けして付箋を貼っていきます。分類・整理したアイデアを俯瞰することで、さらに発展したアイデアを出しやすくなります。


ブレーンストーミングを成功させるポイント

制限時間を短めに設定する

ブレーンストーミングの時間が長くなると、途中でだらけてしまったり、アイデアが出てこなくなったりします。このような事態を避けるには、制限時間を短めに設定するのがおすすめです。そうすることで「時間内にアイデアを出し切ろう」「あと○分で○個のアイデアを出そう」という意識が生まれ、高い集中力を保ったまま取り組むことができます。


メンバーの人選に配慮する

ブレーンストーミングは多種多様なアイデアをたくさん集めるために用いられる会議手法なので、メンバーを選出する際は、多様性を意識してください。同質性の高いメンバー構成になってしまうと、似通ったアイデアしか出てこないという失敗に陥りがちです。メンバーの部署や年代、性別やポジションなどが、できるだけ被らないように選出するのが良いでしょう。


ブレーンストーミングの上手なまとめ方

ブレーンストーミングをした後は、出てきたアイデアを整理し、ブラッシュアップしていく必要があります。このときは、マインドマップやKJ法を用いるのがおすすめです。


マインドマップ

マインドマップは、放射状にアイデアを記していく情報整理のフレームワークです。マップの中心にテーマを記したうえで、出てきたアイデアを関連付けるように放射状に記していきます。マインドマップを活用することでアイデアとアイデアのつながりが可視化され、全体像を把握しやすくなります。


KJ法

KJ法は、アイデアをカードにまとめて整理するフレームワークです。整理したいアイデアを1個ずつカードに記し、グループ分けをしたうえで見出しを付けてまとめていきます。アイデアを論理的に可視化できることや、アイデアとアイデアの共通点を見つけやすくなるのがメリットです。


ブレーンストーミングが失敗する原因と対処法

ブレーンストーミングが失敗する原因と対処法についてご説明します。


やりっぱなしはNG

ブレーンストーミングで起こりがちな失敗が、やりっぱなしにしてしまうことです。自分の持てるアイデアを出し尽くして満足してしまう人もいますが、そこで終わりではなく、アイデアを分類・整理して、より良いアイデアへと昇華させていくことが重要です。


メンバー間の力関係が大きいとNG

ブレーンストーミングは、メンバーの力関係に差があり過ぎると、上の立場のメンバーの顔色を伺ったアイデアになってしまったり、遠慮からアイデアが出てこなくなってしまったりするおそれがあります。どのようなメンバー構成にすれば自由で話しやすい雰囲気になるかを考えたうえで、人選をするようにしましょう。


脱線しすぎはNG

ブレーンストーミングでは、どんなアイデアでも気兼ねなく出していくことが推奨されますが、このような特徴ゆえに話が脱線しやすく、気付いたら中身のない井戸端会議に終始していたという失敗談も多々あります。ある程度の脱線を許容しつつ、要所要所で軌道修正を図ることができるファシリテーターの存在が重要です。


従業員を支援するならリンクアンドモチベーション

ここまでブレインストーミングの定義やメリット、実施方法などをご説明しました。

ここからはより効果的なブレーンストーミングを行うためのポイントをご紹介します。

それは『話す』ではなく『聞く』ことです。


リンクアンドモチベーションでは様々な研修を提供していますが、研修の冒頭にアクティブリスニングの重要性をお伝えします。


アクティブリスニングとは、相手の話を聞く際の姿勢のことです。どのような姿勢やリアクションを取ったら、相手が話しやすくなるのか、ということを具体的にお伝えしています。"ブレインストーミングの原則"でもお伝えしていますが、グループワークを行う際には雰囲気作りが重要です。そのため、アクティブリスニングを行うことで、参加者全員が心理的安全性を感じることができ、誰でも発言しやすい環境を作ることができます。双方向でのコミュニケーションを誘発することで、より多くの気づき、学びを得るための土台を作ることができます。そのような土台ができることで、ブレインストーミングをより効果的に実践することができるのです。(参考①)


▼参考①:アクティブリスニング


リンクアンドモチベーションでは様々な研修を提供していますが、知識をインプットするだけでなく、コミュニケーションを通して、1人では得られない気づきを得ることを大事にしています。そのような経験が実際の業務の中においても、新たなアイディア・学びを得ることにつながっていると考えているためです。


▼参考②:新入社員向け研修

https://solution.lmi.ne.jp/hr_development/c/newcomer


▼参考③:管理職向け研修

https://solution.lmi.ne.jp/hr_development/c/middle_management


まとめ

変化が激しく、先が見えにくいこれからの時代を生き抜いていくには、従業員の画期的な発想・アイデアが欠かせません。ブレーンストーミングをフル活用して、新しいアイデアが続々と生まれる組織をつくっていきましょう。



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LM編集部
LM編集部
理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

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