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課題解決力とは?必要な理由や高める方法について解説

従業員や企業が成長するためには、課題解決力が重要です。当記事では、課題解決力が必要な理由や、課題解決力を高める方法について解説します。課題解決力について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.課題解決力とは
  2. 2.課題解決力の活用例
  3. 3.課題解決力が必要な理由
  4. 4.課題解決力が高い人の特徴
  5. 5.課題を解決するための流れ
  6. 6.課題解決力を高める方法
  7. 7.まとめ

課題解決力とは

課題解決力とは、課題や課題が起きている原因を見つけたうえで解決に導く力のことです。具体的には、課題を発見する力や分析する力、解決策を実行に移す力などで構成されています。この力は、単に問題を解決するだけでなく、目標と現実のギャップを埋める力ともいえます。

問題解決力との違い

課題解決力とよく似た言葉に「問題解決力」があります。大きな違いはありません。ただし、「問題」と「課題」という言葉のニュアンスは微妙に異なります。

課題解決力は、目標に向かうために現実とのギャップを埋めることを指し、ポジティブな意味で使われることが多い言葉です。対して、問題解決力は、不利益な状況や障害を取り除く能力を指し、ネガティブな場合に使われるケースが多いでしょう。

課題解決力の活用例

課題解決力は、さまざまなシーンで役に立つ重要なスキルです。この力を活用することで、直面する課題を的確に捉え、効果的に解決策を導き出せます。

たとえば、顧客が本当に求めているニーズを的確に把握し、それに応える商品やサービスを開発・リリースできます。さらに、顧客からのフィードバックに合わせて、製品の使いやすさやデザインを改善することで、市場での製品価値をより高められるでしょう。

課題解決力が必要な理由

ここでは、課題解決力が必要な理由について解説します。

サービスや商品の品質を向上させるため

市場で優位性を得るためには、ニーズを把握し、ユーザーが抱えている課題を解決する能力が求められます。そのうえで、クレームが発生した場合にも適切に対処することで、顧客満足度の向上が図れるでしょう。

サービスや商品の品質を向上させるためには、こうした課題解決力が重要な役割を果たします。

将来の予測が難しいため

IT技術の急速な進化やグローバル化、そして人々のライフスタイルの変化により、未来の市場環境を見通すことがますます難しい時代になっています。このような環境下では、これまでに直面したことのない、新たな課題が生じる可能性が高まるでしょう。

社会や市場の目まぐるしい変化に対応し、予想外の課題に柔軟に対処するためには、課題解決力が必要です。課題を把握し、臨機応変に対策を立てられる力は、変化の激しい現代において強みとなります。

課題解決力が高い人の特徴

ここでは、課題解決力が高い人の特徴を3つ解説します。

・論理的思考力を持っている
・課題に気づける
・主体性がある

論理的思考力を持っている

課題解決力が高い人に共通する特徴として、論理的思考力が挙げられます。

最初からただ解決策を提案・実行しても、すぐに問題を解決することは難しいでしょう。課題を解決するためには、ただ感覚的にアプローチするのではなく、情報を整理して本質を見極める力が必要です。

そのためには、事象を論理的に分析し、段階的にアプローチを組み立てることで、効果的な解決策を見つけられます。こうした論理的思考力が、的確な課題解決へとつながります。

課題に気づける

課題解決力が高い人は、問題や課題を見つける力も備えています。現状を正しく把握し、潜在的な課題を見つけることで、解決に向けた一歩を踏み出せるでしょう。課題に気づきやすくなるためには、さまざまな物事に対して疑問を持てる視点が求められます。

主体性がある

課題解決力に優れている人は、主体的に解決方法を考える姿勢を持っています。指示がなければ動けない人や課題を自分の問題として捉えられない人は、解決策を見つけることが難しいでしょう。主体性を持って向き合い、必要な行動を自ら起こすことで、課題の解決が早まります。

課題を解決するための流れ

ここでは、課題を解決するための流れについて解説します。

課題を明らかにする

課題解決を目指す際に最初にやるべき取り組みは、現状と目標を比較し、解決すべき課題を明確にすることです。また、業務を進めるなかで違和感を感じた場面を洗い出し、それを具体的にすることも効果的です。課題を数値化や言語化することで、具体的な改善点が見えてきます。これにより、課題が捉えやすくなり、的確な対応ができるようになるでしょう。

原因を追究する

課題が明確になったら、次は、その課題が生じている原因を掘り下げていきます。原因を正しく見極めなければ、解決策を実行しても効果を発揮できるかわかりません。そのため、原因の追究は、慎重に進める必要があります。MECEやロジックツリーなどの手法を使うと、課題を構造的に把握でき、原因追究がより効果的に行えるでしょう。

解決策を立案する

原因が特定できたら、その原因を解消するための解決策を考案します。また、立案した解決策には、実施の優先順位をつけ、どのアクションから始めるべきかを明確にしましょう。Howツリーやブレインストーミングといった手法を使うことで、多角的な視点から有効な解決策を導き出せます。

解決策を実行する

解決策が決まったら、具体的な計画を立てて実行に移します。実行に移す際には、関係者と進捗状況を共有し、協力体制を整えることが重要です。また、実行中に方向性がずれたと感じた場合には、適宜調整を行い、最適な状態に整えながら進めていく体制づくりが求められます。

実行した解決策を検証する

解決策を実行した後は効果を検証します。うまくいった点や改善すべき点を振り返り、次のアクションに役立てます。もし失敗した場合には、その原因を再度分析し、新たな解決策を考えましょう。次に同様の課題が発生した際に、よりよい対応ができるようになります。

課題解決力を高める方法

ここでは、課題解決力を高める方法を3つ解説します。

・スキルを身につける
・日常業務から意識を高める
・研修を実施する

スキルを身につける

課題解決力を高めるためには、課題を発見する力や論理的に考えるスキルが必要です。課題発見力・論理的思考力といったスキルは、日々の取り組みで徐々に磨かれていきます。客観的な視点を意識し、日頃から物事を論理的に捉えるよう心がけましょう。また、固定観念や思い込みを捨て、柔軟な発想で解決策を考えることも重要です。

日常業務から意識を高める

課題解決力を伸ばすためには、日常業務から意識を高めることも大切です。

普段の業務に対して、常に課題意識を持ち、無駄な作業がないかや効率的な方法があるかを考える癖を身につけましょう。また、問題が発生した際には、その原因を探る習慣も身につけておくと、自然と解決力が高まります。こうした意識が、課題解決力を日常的に鍛えるベースとなります。

研修を実施する

課題解決力を効果的に向上させる方法の1つとして、研修に参加して専門的な知識やノウハウを学ぶことも効果的です。質の高いインプットを得ることで、実践に生かせる具体的な手法を身につけられます。

研修には、新入社員向けの内容から管理職向けの高度な内容まで、さまざまな種類があります。対象者に応じた研修を受講することで、それぞれのレベルに応じて、着実に課題解決力を向上させられるでしょう。

まとめ

課題解決力は、多くのシチュエーションで力を発揮する重要な力です。課題解決力を従業員が養えるよう、適切な指導を行いましょう。

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LM編集部
LM編集部
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