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アサインとは?意味やビジネスシーンでの使い方、類義語について解説!

ビジネスの現場で「アサイン」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、正しく使えていない人や、意味を正しく理解できていない人もいるようです。アサインは「割り当てる」や「任命する」といった意味を持つ言葉ですが、業界によって意味やニュアンスが異なる場合もあります。

今回は、アサインの意味や使い方、似た言葉、実際にアサインする際の考え方などについて解説していきます。


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目次[非表示]

  1. 1.アサインとは?
  2. 2.ビジネスシーンにおけるアサインの使い方
  3. 3.アサインの類似用語
  4. 4.アサインと同様の意味を持つ日本語
  5. 5.アサインの対義語
  6. 6.アサインという言葉を正しく使うポイント
  7. 7.実際にアサインする際の考え方
  8. 8.まとめ

アサインとは?

アサイン(assign)は、「割り当てる」「あてがう」「割り振る」「任命する」「選任する」といった意味を持つ言葉です。ビジネスシーンでは、「業務をアサインする」「プロジェクトメンバーをアサインする」というように使われます。アサインを使った具体的な例文をいくつかご紹介します。


・この業務にはAさんをアサインするのが良いだろう

この場合、「Aさんを担当にする」「Aさんに割り振る」といった意味でアサインが使われています。


・来期のプロジェクトメンバーを5人アサインしてほしい

この場合、5人のメンバーを「選任する」という意味でアサインが使われています。


・新規案件のリーダーにアサインされた

この場合、リーダーに「任命された」という意味でアサインが使われています。


ビジネスシーンにおけるアサインの使い方

アサインはいくつかの意味を持つ言葉ですが、「任命する」や「選任する」といった意味で使う場合は、対象となる相手がいます。つまり、「アサインする側」と「アサインされる側」に分かれるわけです。


ビジネスシーンでアサインが使われる場合、管理職などの上司から部下に対して「アサインする」と使う場合と、部下側から「アサインされた」と使う場合があります。それぞれ、具体的な例文をご紹介します。


【アサインする側が使う場合】

・チームリーダーにBさんをアサインする

・このプロジェクトがうまくいっていないのは、Cさんをリーダーにアサインしたからだ


【アサインされる側が使う場合】

・来期から、マネージャーにアサインされた

・どうして、あのプロジェクトのメンバーに新卒社員がアサインされたのだろう


アサインの類似用語

アサインと似た意味を持つ言葉としては、「アサインメント」や「ジョイン」が挙げられます。それぞれの意味やアサインとの違いについて解説していきます。


■アサインとアサインメントの違い

アサインメント(assignment)は、アサイン(assign)の名詞であり、「割り当てること」「割り当てられた仕事」「任命すること」「任命された職・地位」といった意味があります。その他にも、「宿題」「研究課題」「(財産・権利などの)譲渡」といった意味があります。日本人がアサインメントを使う場合、このような意味で使うことはほとんどありませんが、海外では「宿題」や「譲渡」などの意味で使われることもあるため注意が必要です。


なお、日本では、「アサインする」と言っても「アサインメントする」と言っても意味は変わりません。文法的には「アサインメントする」と言うのが正解ですが、ビジネスシーンでは「アサインする」と使われるのが一般的です。


■アサインとジョインの違い

ジョイン(join)は「参加する」という意味を持つ言葉です。ビジネスシーンでは、企業やチームなどの組織に「参加する」「入社する」といった意味で使われます。ジョインを使った例文は以下のとおりです。


・4月から、新規事業のプロジェクトにジョインすることになった

・今回、こちらの会社にジョインすることになりましたDと申します


アサインは、アサインする側もアサインされる側も使う言葉ですが、ジョインは基本的にジョインする側が使う言葉です。ただし、「ぜひ、あなたにジョインしていただきたい」というように、ある組織やプロジェクトに招いたり勧誘したりする際に使われることもあります。


アサインと同様の意味を持つ日本語

アサインと同様の意味を持つ日本語としては「割り当てる」「任命する」「課す」などが挙げられます。


■割り当てる

アサインには「割り当てる」という意味があります。「割り当てる」は、たとえばいくつかの業務があり、それを分担するような場合に使われる表現で、「割り振る」と言い換えることもできます。業務や仕事を割り当てる場合だけでなく、組織内のポジションに人材を割り当てたり、予算を割り当てたりする場合にも使われます。


■任命する

アサインには「任命する」という意味があります。「任命する」は、組織内で特定の役職・ポジションに就くことを命じるという意味合いで用いられる言葉です。「アサインする」と言う場合に比べると「任命する」と言う場合のほうが重々しく、厳格なニュアンスになります。どちらを使っても構いませんが、たとえば役員など幹部クラスの重要なポストを与えるときは「任命する」と言ったほうが、よりしっくりくるかもしれません。


■課す

アサインは日本語で「課す」と表現することもできます。「課す」は、「任務を課す」「ミッションを課す」というように使われ、負担すべきものとして引き受けさせるという意味合いがあります。「アサインする」と言う場合に比べると「課す」と言う場合のほうが強制的なニュアンスが濃くなります。上の立場の人が下の立場の人に一方的に負わせるというイメージが強くなるので、「あなたに◯◯を課す」と言われた側は、強制感や義務感を覚えやすいかもしれません。


アサインの対義語

アサインという言葉を正しく理解するため、対義語に当たる言葉も押さえておきましょう。アサインの対義語としては、「アンアサイン」「外す・解任する」「リリース」「取り下げる」などが挙げられます。


■アンアサイン

アサインの対義語に当たるのが「アンアサイン(unassign)」という言葉です。アンアサインは「役割や割り当てを解除する」という意味があります。アサインはビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、アンアサインはあまり使われません。同様の意味では、後述する「外す・解任する」のほうが一般的に使われます。


■外す・解任する

「外す」「解任する」はアサインの対義語であり、「任命した役割を解く」という意味で用いられます。たとえば、「Eさんは顧客の信頼が低いから、あのプロジェクトから外したほうがいい」「リーダー職を解任された」というように使われます。


「外す」も「解任する」も基本的には、仕事やプロジェクトの「途中」で役割を解く場合に使われます。このような使い方から分かるように、いずれも「能力が不足していたから」「力量が足りないから」といったマイナスイメージを想起させる言葉なので、使うときには配慮が必要です。


■リリース

「リリース」という言葉もアサインの対義語に当たり、「プロジェクトや役職から解放する・される」という意味があります。「外す」とも似ていますが、言葉の使い方や言葉の持つ印象が異なります。


「外す」は、上から下への一方的な意思決定だと言えますが、「リリース」は自分の意思でプロジェクトを離れるケースでも使える言葉です。また、必ずしも仕事やプロジェクトの途中ではなく、「自分の仕事が終わったので、今月でプロジェクトからリリースされる」というように、役割を果たしたタイミングで使われることもあります。


■取り下げる

「取り下げる」もアサインの対義語に当たる言葉で、「いったん申請・提起したものを取り消す」といった意味があります。ビジネスシーンでは「申請を取り下げる」「見積りを取り下げる」といった使い方をされることが多いでしょう。アサインの対義語として、「アサインした任務・配属を白紙に戻す」という意味でも使われます。


アサインという言葉を正しく使うポイント

アサインという言葉を正しく使うため、ぜひ以下のようなポイントを意識しましょう。


■日本語に置き換える

コミュニケーションの齟齬を防ぐためには、相手との共通言語で話すことが大切です。ビジネスシーンでは、アサインのような新しいカタカナ語が続々と登場してきますが、どんなビジネスパーソンでもその言葉を知っているとは限りませんし、知っていても自分と同じ意味で使っているとは限りません。会社の同僚と話す場合は共通言語で話すことができますが、初対面の社外の人には、普段社内で使っている言葉が通じるとは限りません。


比較的新しいカタカナ語は多用するのを控え、できるだけ日本語に置き換えて話すようにしましょう。そうしたほうが、認識のズレが起こりにくくなるはずです。


■相手によって使い分ける

ビジネスには、いわゆる「業界用語」というものが存在します。アサインは業界用語とは言えませんが、上述のように、使う業界によっては意味やニュアンスが変わってくる言葉です。そのため、話す相手の業界や文脈を考えたうえで、最適な表現を選ぶ必要があります。


また、同じ業界の人だからと言って配慮が要らないわけではありません。一般的に、年配の人はカタカナ語を好まず、意味を知らない人も少なくありません。また、他の業界から転職してきたばかりの人も、業界特有の言葉に慣れていないことがあります。意図していることを正しく伝えるためには、相手に合わせて言葉を使い分ける配慮が必要です。


実際にアサインする際の考え方

アサインという言葉は、前述した通り「割り当てる」「任命する」「課す」など、何かのプロジェクトや役割をお願いするときに使われる言葉です。


仕事内容や、実際に担当する人のレベルが均質化・見える化されており、シフトを組むだけで一定の成果が保証される場合は、デジタルに割り当てていくアサインでも問題はありません。一方、イノベーションが必要とされる、無形商材を扱うといった場合は仕事の難易度が上がるため、人材のパフォーマンスが重要となってきます。


後者の場合は、アサインする際に考えるべき観点があるので、その考え方をご紹介いたします。


■短期的な成果と中長期的な成果のバランス

業績が赤字、納期が近いなど、短期的な成果を出すことが優先される場合は、それぞれの役割について得意な人をアサインしたほうが良いでしょう。


一方、中長期的な成果を出すことを考えると、そのスキルを伸ばしたいと思っている人や、潜在的に伸ばせる可能性のある人をアサインすることも重要です。すでにスキルがある人のみをアサインしていると、組織としてのキャパシティが上がらず、いずれ売上や利益の成長が頭打ちになります。即戦力にならなくても、育成のために若手や経験の浅い人をアサインしておくことで、組織の中長期的な拡大が可能になるのです。


その時の自社の状況を適切に捉えて、短期的な成果を求めてエースをアサインするのか、中長期的な成長を求めて潜在的に能力のある人をアサインするのか見極めることが大切です。


■本人のモチベーションへの影響度合い

短期の成果と長期の成果という目線の他に、従業員本人のモチベーションへの影響も考慮することが望ましいです。


例えば、現状モチベーションが下がっている社員がいる場合は、自己効力感を高めパフォーマンスを向上させるために得意な能力を活かせる部署へ配置することは効果的です。一方、得意な能力やスキルのみを活用するアサインばかりしていると、個人がキャリアに対して頭打ちになっていると感じ、成長実感を得られなくなる可能性があり、最悪の場合は離職につながる可能性もあります。


アサインを考える際は、従業員本人のモチベーション状態にも考慮することで、より高い成果の創出につながります。

まとめ

アサインという言葉に限った話ではありませんが、自分にとっては当たり前の言葉でも、それを使うことで相手の誤解を招いたり、不快な思いをさせてしまったりすることがあります。便利なカタカナ語もありますが、カタカナ語を多用する人に良い印象を持たない人もいます。ビジネスコミュニケーションで重要なのは、正しい意味を伝えることです。この大原則に立ち返り、相手や 業界に合わせて最適な言葉を選ぶようにしましょう。


また、実際に従業員をアサインする際は、状況によって考慮するべき内容が異なるので、実際のビジネスシーンで活用する際の参考にしていただけると幸いです。


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木藤 綾佳
木藤 綾佳
【プロフィール】 リンクアンドモチベーション入社。以降、大手企業向けのコンサルティング部隊に所属。 営業企画として人材育成サービスに関するマーケティング施策に携わる。

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