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視座・視点・視野の違いとは?高めるメリットや方法を解説

皆さんは「視座が低い」「視点が違う」「視野が狭い」などのフィードバックをもらうことはあるでしょうか。

この記事では、「視座」「視点」「視野」のそれぞれについて説明し、「視座」を高めることによるメリットと「視座」を高める方法を合わせてご紹介します。

この記事が皆さんにとって「視座」を高めるきっかけになると幸いです。


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目次[非表示]

  1. 1.視座とは?
  2. 2.視点・視野との違い
  3. 3.視座を高めるメリットとは?
  4. 4.視座を高める方法
  5. 5.記事まとめ

視座とは?

「視座」とは、「物事をどの位置から捉えるのか」という「物事を見る上での立場」のことを示します。

例えば、自社の現状を「1人の従業員」として見るのか、「社長」として見るのかによって、見えてくる課題感は全く異なってきます。

では、そもそも「視座」の違いは、なぜ存在するのでしょうか。それは、個々人の視界にはズレが生じているからです。

複数の構成員からなる組織において、議題の背景にある全体構図や議題に対峙する距離感や向き合う時間観が異なってきます。

そのため、個々人が「どの位置から物事を捉えているか」が重要になってくるのです。

視点・視野との違い

「視座」と合わせてよく耳にする「視点」「視界」とはそれぞれどんな意味があるのでしょうか。

「視点」とは、物事を「どの観点で」見るのかということを指します。

例えば、会社を「売上」という観点で見るのか、「組織」という観点で見るのかで、見えてくる課題点は異なります。

前者の「売上」という観点で見ると、どの事業部の商品の売上に問題があるのか、という思考になりますし、後者の「組織」という観点で見ると、人間関係などが問題に挙がるかもしれません。

また、「視野」とは、物事を「どの範囲で」見るのかということを指します。例えば、直近1ヶ月で考えるのか、1年後を見据えて考えるのか、という「時間軸」や、国内だけで考えるのか、世界規模で考えるのか、という「空間軸」など、どの「範囲」で捉えるのかということです。

この「視座」「視点」「視野」の3つについて、捉え方を自由自在に変えることで、物事を柔軟に考えることができるようになります。

視座を高めるメリットとは?

ここからは、「視座」に絞って話を進めていきます。まずは、「視座を高めるメリット」についてです。

<メリット①>個別最適ではなく、全体最適を考えられるようになる

物事を考える際、視座が低いと「自分中心」になってしまい、相手のことや周囲のことを考えられないことが多くあるかと思います。

しかし、視座を高めることで、「今の自分」だけでなく、「上位役職者」や「周囲の人」の立場からも物事を捉えることができ、「組織全体」にとって最適であるためにはどうすればいいのか、を考えることができるようになります。

また、この「全体」を「どの範囲」で切り取るか、も重要です。

なぜなら、「自社」を「全体」として捉えるのか、「国」を「全体」として捉えるのか、でアイデアや最適解も変わってくるからです。

そのため、「”全体”の切り取り方は、もっと広げられないだろうか?」という問いを持ちながら、「全体」の範囲を広げていくことも大切です。

<メリット②>新たなアイデアが出やすくなる

視座が高い人は、複数の視座で物事を捉えることができるので、それぞれの視座で思考をすることができます。

例えば、新人であったとしても、日頃から上司の視座で仕事をしている場合、「上司のAさんだったら、どんな意見を持つだろうか?」など上司の立場で物事を考えることができます。

そのため、新人の視座では考えにくかったような新たなアイデアや創造的なアイデアを出すことができるようになります。

<メリット③>周囲からの協力を得られやすくなる

高い視座で物事を捉え、発信することは、周囲からの共感を得やすくなります。

例えば、「私がこうしたいから、協力してほしい」というよりも「会社にとってこういう意義があるから、ぜひ力を貸してほしい」と言ってもらう方が、「サポートしてあげたい」と思える人が多いのではないでしょうか。

自分自身にとってのメリットではなく、周囲にとってどんなメリットがあるのかということを示すことで、自身が挑戦したいことへの共感・協力が得られます。

<メリット④>目的を意識した行動をとれるようになる

視座が高ければ、物事を俯瞰的に捉えることができるため、「何のためにやるのか」という目的を意識した行動がとれるようになります。

皆さんも仕事において、目の前のことしか見えていないとただの作業になってしまったり、余計な遠回りをしてしまったりした経験がありませんか?こういう場合、仕事における「意義」や「意味」も感じにくくなってしまいますよね。

しかし、視座を高め、目的を意識することで、目的から逆算した「目標」への達成スピードをアップさせることができます。また、仕事の「意義」「意味」をいろいろな観点から考え、仕事に対するモチベーションを高めることもできます。

<メリット⑤>目標達成へのこだわりが高まる

メリットの4つ目で挙げた「目的を意識した行動」にプラスして、目的が意識できるからこそ、そこへ到達するための目標へのこだわりも強まります。

例えば、目標達成のために、事前にどんなスケジュールを組むといいのか、という段取りを考えたり、どれを先にやるといいのか、という優先順位を考える姿勢が強まると考えられます。

<メリット⑥>リスク管理能力が高まる

高い視座から物事を捉えられるようになると、発生可能性があるリスクを予測する能力や問題が発生した際の対応能力が高まると考えられます。

例えば、「1人の社員」の視座ではなく、「マネージャー」の視座で考えると、予想できるリスクの量も違ってきます。

また、問題が発生してしまった際も、どのように修正するべきか柔軟に考えることができ、目的に向かってより効率的に進むことができます。

このように、特に仕事において、目標達成へのスピード感や周囲との協働のしやすさなど、視座を高めることにはたくさんのメリットがあります。

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視座を高める方法

では、視座を高めるにはどんなことをすればいいのでしょうか。ここでは、視座を高める方法について説明してきます。

■方法①

まず、1つ目は自己定義を変え、心の置き所を変えることです。

例えば、ある方は若い頃から自己定義を1歩、2歩先の役割定義に変え、セーフティーゾーンを越え続けてきたそうです。具体的に、その方のキャリアをもとにどのように心の置き所を変えてきたのか、時系列でご紹介します。

メンバー時代

入社以来、常に同期ではなく、2個上の先輩の背中を追い続け、視座を高め続けてきたそうです。

その結果、初年度で新人MVPを受賞し、2年目では全社MVPを受賞するなど結果を出し、難しい仕事をどんどん任されたそうです。

また、採用担当だったその方は、入社3年目には、自己の定義を「1人の採用担当者」ではなく、「会社の代表」に心を置き変え、自分の立ち振る舞いも変えることに努められました。

リーダー時代

リーダー時代には、数人をまとめるチームリーダーとしてではなく、数十人をまとめる部長としての視座で仕事をされていたそうです。

実際に部長が座っている席に腰を掛け、自分が見ている視界の狭さを実感し、部長の視座・視野で仕事に取り組むことを決意されました。

マネージャー時代

マネージャー時代には、人事部から営業部へと異動を命じられ、「マネジメント力は、ポータブルスキルであるため、どこの部署でも発揮できる必要がある」と気付くきっかけになったそうです。

これまで所属していた部署のままであれば、身につけてきた「スキル」や「経験」でメンバーをマネジメントをしていた可能性がありましたが、異動したことにより、メンバーをマネジメントする際には、以下の「影響力の5源泉」が重要だと気づかれました。

「影響力の5源泉」とは、プロとして仕事をする上で欠かせない「影響力」の源泉がどこに存在をするのか、を示したものです(下記画像参照)。

①専門性

人はある分野に精通した人物から影響を受けると、その人物の指示を受け入れて自らの思考や行動を変えていきます。

②魅了性

人は人間的に魅力のある人物からの指示や要望を受け入れる傾向があります。人間的魅力を形成する要因は「身体的魅力」「態度の類似性」「自分へのポジティブな評価」「空間的近接」などです。

③返報性

人は恩義を感じている人物に対して、どうにかしてその相手に報いたいという心情を抱きます。

④一貫性

人は一貫した態度を貫く人物に大きな影響を受けます。

⑤厳格性

人は恐れを抱いている人物には素直に従う傾向があります。

このように、スキルや経験だけに頼らず、影響力を発揮しながら、メンバーをマネジメントされたそうです。

室長時代

自組織の責任を追う室長時代には、自部署だけでなく、会社全体の経営に責任を持つ覚悟で仕事に向き合われたそうです。

たとえば、自部署の単年度の売上・利益追求ではなく、中長期的な視点で純資産を増加させ続けることに注力されました。

その結果、高い視座で経営を続けることにより、次第に社内での存在感も増えていったそうです。

この方のように、視座を高める方法として、自己定義を1、2歩先に置き、心の置き所を変えていく方法があります。

■方法② 視座が高い人と話して、感性をすり合わせ続ける

2つ目は周囲にいる視座が高い人との対話を通して、自分と相手の感性の差分を把握し続けることです。

皆さんの周りにも同年代とは思えないほど視座が高い人がいらっしゃるのではないでしょうか。そのような人と話をする中で、日常の出来事をどう捉えているのか、どんな意見を持っているのかを知ることが重要だと考えられます。

また、この際に「相手の感性を知る」だけではなく、自分との差を知ることが大事です。なぜなら、その差分を知ることで、自分がさらに視座を高めるにはどんな観点が必要なのかを知ることができるからです。

このように、視座を高めるには、自らの心の置き所を変えていく方法と周囲の力を借りながら視座を上げていく方法の2つがあります。

記事まとめ

いかがでしたでしょうか。

「視座」「視点」「視野」の違いや「視座」を高めるメリットや方法をお分かりいただけましたでしょうか。

視座を高めることで日常の出来事の見え方や仕事の面白さも変わってきますので、皆さんも自己定義を変え、ぜひ1、2歩高い視座で仕事に取り組んでみてください。

そして、自分の視座を高めた後には、周囲の方の視座を高める立場になっていただけることを願っています。

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LM編集部
LM編集部
理念・採用・風土・制度など組織人事のトレンドを発信しています。 基本的な用語解説から、多くの企業で陥っている実態、 弊社が培ってきた組織変革技術の知見を踏まえたポイント解説まで 皆様のお役に立ち情報をお届けします。

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