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チームマネジメントとは?
推進に必要な能力やポイントを紹介




従来の組織では、いかにチームメンバーや担当業務を「管理」するかという点に重きが置かれていました。しかし、少子高齢化が進み、働き方改革が推奨されている現代においては、いかに個々人のパフォーマンスを高めるか、そして目標達成できるチーム作りを行うかが重要となってきました。

今回はチームマネジメントの定義やその重要性をみていきましょう。


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チームマネジメントとは

■チームマネジメントとは?

チームマネジメントとは、メンバーを牽引する管理職やリーダーが、部下やチームメンバーを目標達成やそのための生産性向上へと導くための手法全般を指します。

弊社リンクアンドモチベーションでは大きく分けて4つの象限に分類しています。

1つめはチームが向かう方向性であるビジョンを策定しチームに策定させる「ビジョンマネジメント」、2つ目はビジョン実現に向けて外部環境の把握をしたうえでビジネスプロセスの最適化を行う「戦略マネジメント」、

3つ目はメンバーが戦略を実行できるよう業務管理を行う「PDCAマネジメント」、そして最後は実行を行うメンバーの意欲や能力向上を図る「メンバーマネジメント」です。


■チームマネジメントが重要視される背景

イノベーション創出の必要性

急速なデジタル化とともに、顧客のニーズにも変化が生じています。企業は単に商品やサービスを提供するだけでは、勝ち残れない時代になりました。

このような時代だからこそ、顧客目線に立ち、いかに市場が求めるものを把握して提供することができるかというマーケティングの観点やイノベーション視点が必要とされています。

そのためには、チームマネジメントをするによってチームメンバーが本来持っている能力やスキルを十分に発揮できる、あるいは自由に意見を交わし発想を手助けできる環境が求められています。


人手不足や働き方改革への対応

少子化による労働人口不足により、多くの企業は人手不足に陥っています。限られたリソースの中で進めていくには、チームマネジメントを行い、生産性を上げていくことが求められます。

また働き方改革の推進に伴い、残業時間を減らす事も求められているため、今までより業務の工夫や抜本的な改革も必要となります。

副業などが進む現代においては、より「チームで働くことの意味」が問われています。一人ひとりが業務をこなし、一人で業務改善を進めるレベルではなく、チーム単位でマネジメントを推進し、より効果的に生産性を上げる取り組みを行っていく必要に迫られています。


チームマネジメントを推進するために必要な能力

それでは実際にチームマネジメントを行うにはどのような力が必要なのでしょうか?自分とスキルや性格、価値観が違うメンバーたちを束ねることは簡単ではありません。

チームをより良き方向へと導くべき立場にあるマネージャーやリーダーには、チームメンバーが個性や能力を発揮し、成果を上げる後押しする力が必要です。


■個性の理解

同じ人数、同じ業務をしていたとしても、集まるメンバーによってチームの色は違うでしょう。チームマネジメントをする際には、まずメンバーの個性を的確に捉え、それぞれにあった組織づくりができるかが、チームの目標を達成するための大きなポイントとなります。

それぞれの個性を上手くコントロールし、チームとして成功に導くことができるよう、スキルを身につける必要があります。


■コミュニケーション

チームメンバーのことを熟知するためにも、コミュニケーションは必須となるでしょう。ここでいうコミュニケーション能力とは、発信してメンバーを感化させる能力と、メンバーの意見や考えを受信する傾聴力を指しています。

まず発信に関しては、マネージャーは目標達成の先にあるビジョンにわくわくさせたり、ビジョン実現のための戦略に納得感を持ってもらえるよう伝える必要があります。向かうべき方向性への合意が得られていることで、メンバー1人ひとりのパフォーマンスが上がるでしょう。

またチームメンバーが何に喜びを感じ、モチベーションが上がるのか、どのような能力を伸ばしたいのか、個々人の意見や内なる意識に目を向けることが大切です。自分のことを受け入れてくれていると感じることでメンバーが信頼してくれるでしょう。


■統率力

チームとしての一体感を保つためには、1人ひとりのメンバーを統率していくことも重要です。管理職自らがチームメンバーの声に耳を傾け、解決手段やプロセスをすぐに提示せずに自ら考えさせ、気づきや解決力を高めるコーチングも織り交ぜながら、適切に指導する能力がマネジメントには求められます。

そうなったときにメンバーが個人に閉じるのを防いだりチーム全体のモチベーションを維持、向上させるように、メンバーそれぞれを適切に導く力も、チームマネジメント能力の一つとして欠かせません。


チームマネジメントのポイント

リンクアンドモチベーションにおいては、企業経営における問題は「経営者」と「現場」の間に存在すると考え、「経営者」と「現場」の間をつなぐことが経営幹部・管理職に求められる役割であるという前提を置いています。

その上で、経営幹部・管理職に求められる4つの機能「ビジョンマネジメント」「戦略マネジメント」「PDCAマネジメント」「メンバーマネジメント」を身につけることが重要です。


STEP1:ビジョンマネジメント


現場にビジョンを提示するマネジメントです。なぜ自社で働いているのか、この部署の存在意義は何かを現場に伝えていきます。

ビジョンがあることによって、向かうべき方向性や戦略が明確になるだけでなく、現場主導で全社員が会社として大切にしていることを理解し、仕事のスピード・クオリティを維持・向上できている状態を実現できます。

また、経済産業省から発表されている『持続的企業価値の向上と人的資本に関する研究会報告書~人材版伊藤レポート~』 でも、以下のように提起されています。

『持続的な企業価値の向上が重視される中、自社が何のために存在しているのか、社会における存在意義を問い直し、改めて定義・明確する ことが必要となる。 こうした企業理念や存在意義の明確化は、自社の競争優位性を明確化することにつながり、経営戦略のコアを特定する上でも重要である。 特に新型コロナウイルス感染症への対応で、今後もリモートワーク が定着化していく中で、従業員一人一人が孤立することなく、 企業理 念、存在意義(パーパス)を軸に価値観を共有し、企業と同じ方向を向 いて業務に従事できるよう取り組むべきである。』

企業理念や存在意義の明確化は、リモートワークが定着しつつある現在においてより重要性が増しているといえるでしょう。


STEP2:戦略マネジメント


戦略マネジメントとは、競合企業や業界動向などを捉え中長期的な戦略を描き、現場の業務の流れを最適化することです。

競合や市場から自社の立ち位置を明らかにすることはもちろん重要ですが、中長期のプランを考える際にはやはりSTEP1で定めたビジョンから逆算し、戦略に落とすことが大切です。

ビジョンにぶれずに戦略を描き実行していくことで、企業らしさ(ブランド)や競合との差別優位性を築くことが可能になるでしょう。


STEP3:PDCAマネジメント


PDCAマネジメントとは、日々の業務達成に向けた修正行動のことを指します。 そもそもの目標を策定したり、それを達成できなかった時の問題解決がPDCAマネジメントにあたります。ビジョンに紐づく戦略に対して、高い頻度で軌道修正し続けることがポイントです。

メンバーのレベル感によっては、最初は日々のタスクの洗い出しや優先順位付けなどを細かくサポートするところから行い、それぞれが自立してPDCAを回せるようになったら徐々に頻度を下げるなど、手厚いサポートをしていくことも必要になるでしょう。


STEP4:メンバーマネジメント


メンバーマネジメントとは、従業員の意欲向上と能力向上のためのマネジメントです。 現場のPDCAを回すだけでは、成果創出の最大化はできません。従業員のモチベーションや能力の向上にアプローチすることで、よりPDCAが加速し成果創出に繋がっていくのです。

具体的にはメンバーの成長マイルストーンを計画、1on1を通した目標設定の機会創出、日々のMTGにおける称賛などがあるでしょう。

これら4つ全てのマネジメントを繋げることで、ビジョンが戦略に繋がり、日々の軌道修正に繋がり、メンバーの具体的な行動に繋がります。このようにステップを砕くことがマネジメントにおいては重要であり、チームのパフォーマンス向上に繋がります。


チームマネジメントを学ぶ方法

■社外研修

近年、チームマネジメントの重要性が高まってきており、現在ではチームマネジメントの研修もあります。チームマネジメントスキルを高めるには、研修に参加するなどして体系的にスキルアップを行うのもよいでしょう。

リンクアンドモチベーションにおいても中堅社員向けの研修や、マネジメント育成の役に立つ資料をご用意しています。研修によってメンバーマネジメント重視なのか、PDCA管理を重視した内容なのかなど違うため、目的にあった研修に参加するのが良いでしょう。

参考:中堅社員研修(チームリーダー向け)
参考:お役立ち資料「マネジメント育成の手引き」


■セミナーを行う

社内でセミナーを行い、リーダー候補社員に参加してもらうことも有効な手法でしょう。管理職クラスを講師とし、社内でマネジメントする際のポイントやノウハウを伝えることで、普段仕事では得られない情報やスキルを得ることができるでしょう。

また、自社のことを良く知っている講師の場合、現場に戻った際にも活きる知識やノウハウを提供してくれるため、日々の業務への落とし込みがイメージしやすいといったメリットもあるでしょう。


記事まとめ

ビジネス環境の変化が激しい現代においては、いかに生産性を上げて、個々人が価値発揮できるような仕組みや体制を構築するかが重要になってきました。

また働き方が変化してきたことにより、個人と企業は相互選択の時代に入っています。企業としては、個人がその企業・チームに属する理由や意味を提供していく必要があり、そのことが企業として選ばれ続ける理由に繋がります。

個人・チームのパフォーマンスを最大限高めることで企業成長を実現させる。そうした人材戦略においてチームマネジメントが貢献する価値は大きくなるのかもしれません。






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